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芸術監督 白井晃より(9/18発信)

2020-09-18

KAAT神奈川芸術劇場は、来年1月11日に10歳の誕生日を迎えます。その日に向けて、9月20日の音楽劇『銀河鉄道の夜2020』をキックオフに周年事業がスタートします。

 こんな時期での10周年です。こんな時期だから10周年を祝っている場合ではないのかもしれません。しかし、それでも確かに10年の年月は過ぎて行きました。大騒ぎして祝わなくともこの時間を噛みしめることはできるはずです。

 劇場にこの10年で何ができたかというと、まだまだ何も成し遂げられてはいないかもしれません。しかし、それでも思考の蓄積だけは確実に財産として残ったように思います。

 考えてみれば、10年前の開館直後に東日本大震災が起き、劇場は苦難のスタートを強いられました。しかし、その状況を何とか乗り越えてここまで活動してくることができたのも、皆さんのご理解とご支援があったからに他なりません。それだけに、この厳しい状況の中でも未来を信じない訳がありません。

 改めて、心から御礼申し上げます。

 

 10周年の周年事業として、音楽劇『銀河鉄道の夜2020』を皮切りに、たくさんのプログラムや企画が組まれています。上半期のプログラムは残念ながら中止や延期を余儀なくされましたが、もう一度、9月以降のプログラムを再編成して実施していきます。

 まだまだ劇場活動には制約がありますが、細心の注意と最大限の努力を持って10周年の記念事業を進めて行きたいと思います。

 今後とも、皆さんのご支援、ご指導を心からお願い申し上げます。

 

                           2020年9月18日

                           芸術監督 白井晃