KAAT神奈川芸術劇場プロデュース

ミュージカル『夜の女たち』

  • 日時 2022/9/9(金)~2022/9/19(月・祝)
  • 会場 ホール
  • 料金 S席:10,000円/A席:9,000円(平日夜割あり)/B席:7,000円(平日夜割あり)他
  • KAme
    先行
    2022/7/2(土)
  • 一般発売 2022/7/23(土)
  • お問い
    合わせ
    チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)

当日券情報

前売り券販売終了後、残席がある場合のみ開演の60分前から、5階ホール当日券売場にて販売いたします。        
<上演時間:約2時間40分(休憩20分含む)>        
※ご購入者名及び連絡先をお伺いいたします。予めご了承ください。  
※未就学児の入場はご遠慮ください。  
※各種割引チケットは前売りのみの取り扱い。  
※演出の都合上、開演しますとご入場いただけないタイミングがございます。  
 開演時間をご確認の上、お時間に余裕を持ってご来場ください。

 

■各公演の開演2時間前まで前売り券をご購入いただけます。是非ご利用ください!

詳細はこちらをご覧ください。

 

>>公演日程 

 

ミュージカル『夜の女たち』9月3日(土)~ 8日(木)公演の中止に伴う払い戻しのお知らせ

2022年8月30日(火)更新

9月3日(土)~ 8日(木)公演のチケット代金の払い戻しにつきまして、詳細が決まりましたのでご案内申し上げます。

詳細は下記をご覧下さい。  
https://www.kaat.jp/news_detail/2028

 

ミュージカル『夜の女たち』初日延期のお知らせ

2022年8月26日(金)更新

KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて、9月3日(土)~開催を予定しておりましたミュージカル『夜の女たち』は、公演関係者に新型コロナウイルス陽性が確認された為、初日を9月9日(金)に延期し、開催させていただくこととなりました。

つきましては9月3日(土)~9月8日(木)の公演は中止とさせていただきます。当該期間のご来場を楽しみにされていたお客様には、大変なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。

 

 尚、払戻し方法につきましては詳細が決まり次第、ホームページ等でご案内させていただきます。

十分な感染症対策を行い、万全の体制にて皆様に公演をお届けすべく準備してまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

(払戻し対象公演)

9月3日(土)14時00分

9月4日(日)13時00分

9月7日(水)14時00分

9月8日(木)18時30分


原作:久板栄二郎   
映画脚本:依田義賢

上演台本・演出:長塚圭史   
音楽:荻野清子

出演:江口のりこ 前田敦子/伊原六花 前田旺志郎 北村岳子 福田転球/大東駿介 北村有起哉

石橋徹郎 中山義紘 入手杏奈 山根海音 篠崎未伶雅 山口ルツコ 小熊綸 加瀬友音

演奏:岸徹至(バンドマスター・ベース) 近藤淳(リード) 奥村晶(トランペット) 阿部寛(ギター) BUN Imai(ドラム&パーカッション)

 

ミュージカル『夜の女たち』いよいよ開幕! 舞台映像/舞台写真/演出家・出演者コメント

 

舞台映像掲載(9/13更新)

 舞台写真掲載 撮影:細野晋司

■9/12更新

ミュージカル『夜の女たち』舞台写真組写真

■9/23更新

夜の女たち舞台写真ソロカット

 

演出家・出演者コメント(9/9更新)

開幕に先立ち、演出家の長塚圭史、そしてキャスト代表コメントが届きました!

 

【上演台本・演出】

長塚圭史

劇場に入る直前にピアノの伴奏からバンド演奏になり、そこに照明・音響の調整が重なる、それは俳優にとっても特別な体験でしたし、思ってもみないエネルギーを要する時間でしたが、その分、全てがかみ合っていく瞬間を見るのはとても新鮮で、楽しいものでした。演劇は総合芸術と言われますが、ミュージカルはそれが際立つと思います。

この作品は戦後間もない時代に書かれた作品をベースにしているので、作品から匂いたつものが多くあり、当時の時代背景を調べながら上演台本を書きました。当時の時代の匂いと、その時代に生きた人々が抱えた様々な事情や切実さ、それでも生きていくという生命力をお客様にお伝えしたい、と思っています。

今の世界情勢を見ても、一つの国の中でも色々な考えがあり、一緒に歩むことの難しさを痛感します。人間性をもって共に協調しながら歩むことができればよいけれど、そうはならない。人間は愚かです。でも、だからこそ美しく、面白い。戦後の話を市井の人々にスポットを当てて描いた作品を手掛けた今、そのことを改めて思います。

ある種、暗い時代を扱った戯曲ですが、荻野清子さんの音楽が素晴らしく、音楽と劇が相まって、とても華やかなエンターテインメント作品としてお届けすることができることを嬉しく思っています。

 

【出演者】

江口のりこ

今はもう、早く初日を迎えたい気持ちです。音楽がとても素晴らしく、振付もおもしろいですし、楽しいシーンもたくさんあります。お客様にぜひ楽しんでいただければと思います。

 

前田敦子

贅沢に時間を使ってしっかり稽古もさせていただきました。観に来る方たちもどういう作品なんだろうと思っていらっしゃるでしょうし、予測ができないので、そこを楽しんでいただけたらいいなと思います。真っ直ぐな気持ちで初日を  迎えたいです。

 

伊原六花

やっと初日を迎えられるという気持ちです。いい意味で緊張感をもったまま初日を迎えらますし、カンパニーの結束力も高まっています。出演者としてもKAATシーズンタイトル「忘」にふさわしい、今やるべき作品だと思っています。

ミュージカルという一歩入りやすい形でお客さまにも感じていただけたら嬉しいです。

 

前田旺志郎

初めてのミュージカルで、芝居の中で歌が流れるということが何度やっても新鮮です。自分の歌もみんなで歌っている歌も他のパートも、頭に残るフレーズ、刺さる歌詞の箇所が毎回毎回違うことが面白くて、いつまでたっても新鮮に音を聞いてお芝居ができることに、ストレートプレイとは違う魅力を感じています。そういう風に自分の曲も毎日、今日はこういうことをやってみようと試行錯誤しながら、本番が始まってからも届ける部分を変えて行けたら面白いと思っています。

 

大東駿介

ようやく幕が開いて皆さんにこの芝居を体験してもらえることが楽しみです。音楽が素晴らしく、映画が公開された1948年にぜひKAATでタイムスリップしてください。

 

北村有起哉

この作品がどんな流れになっているのか稽古場では分からなかったですが、いつもはあまり見たくない通し稽古の映像を初めて見て、そうしたら色々な予想外の発見があって、確信を持てた部分、ほっとした部分がたくさんありました。不安な部分もありましたが、長塚君や荻野清子さんがこういうことをやりたかったんだと、改めてチームの一人として誇らしく思えました。初日が延期になりましたが、無理やり慌ててやるよりもぎりぎりまで粘ってリハーサルができて、満を持して、延期した初日から皆さんの前でお披露目できるのはよかったと思っています。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース ミュージカル『夜の女たち』 トレイラー

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース ミュージカル『夜の女たち』 トレイラー

ミュージカル『夜の女たち』舞台映像

ミュージカル『夜の女たち』舞台映像

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【江口のりこ】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【江口のりこ】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【前田敦子】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【前田敦子】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【伊原六花】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【伊原六花】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【北村有起哉】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【北村有起哉】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【大東駿介】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【大東駿介】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【前田旺志郎】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【前田旺志郎】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【福田転球】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【福田転球】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【北村岳子】

ミュージカル『夜の女たち』出演者コメント【北村岳子】

KAAT神奈川芸術劇場 RADIO KAAT VOL 3 ゲスト:荻野清子さん

KAAT神奈川芸術劇場 RADIO KAAT VOL 3 ゲスト:荻野清子さん

製作発表会見・コメント

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース ミュージカル「夜の女たち」の製作発表会見を、開催いたしました。

出演の江口のりこ前田敦子伊原六花前田旺志郎大東駿介北村有起哉、演出の長塚圭史が登壇しました。

 
【撮影:田中亜紀】(上段左から)長塚圭史、前田旺志郎、大東駿介、北村有起哉(下段左から)伊原六花、江口のりこ、前田敦子

コメント

長塚圭史(演出)

1948年に公開された溝口健二監督の映画「夜の女たち」を観た時の衝撃が忘れられません。アメリカの占領下にあった時代に、実際に大阪釜ヶ崎で撮影された、劇映画でありながらもほとんどドキュメンタリーのような印象を受けました。第二次世界大戦後、日本がアメリカの占領下におかれた時代が確かにあって、それが私たちの現在に脈々と繋がっている。このことが忘れ去られてしまっているような現在に対して違和感を感じたのが、この作品を舞台化するきっかけでした。

日本人の価値観が真っ逆さまにひっくり返るような敗戦の時代を描く時に、どうしてもただ暗い側面にばかり引っ張られて行きがちです。けれどミュージカルなら、言葉にならない心の内を歌いあげることも出来れば、その時代の空気そのものを歌にすることも出来る。そして、何よりも、困難な中でも、力強く生きた庶民の姿を鮮やかに描き出せるのではないか、と思ったのです。

今年のメインシーズン<忘>の最初の作品として、時代の変換期に、庶民がエネルギッシュに生き抜いた姿を、荻野清子さんの素晴らしい音楽と共に描きたいと思います。 

 

江口のりこ

ミュージカルは初めてですので、毎日稽古場で楽しいと思ったり楽しくないと思ったり、あっち行ったりこっち行ったり頑張っているのですが、一緒に演じる俳優の皆さんがミュージカル畑の方ではなく、私と同じような俳優の皆さんなので心強く、大丈夫だと思います。様々な取材で、この作品が今の時代に問いかける意味や社会に対してのメッセージを聞かれましたが、まずは台本に書かれていることをやるのに必死というかそれが今の正直なところです。この映画を見たときにすごくエネルギーのある作品で静かな作品だ、と思ってどこに音楽が入るんや、どこで歌うんやと思って謎でしたけど、実際稽古をしてみると、台本にある部分のシーンやセリフを歌うことによって底上げされるんです。それを感じたときにストレートプレイではなく、ミュージカルにする意味が腑に落ちました。そこが“セリフを歌う”という楽しさかなと思います。

 

前田敦子

ミュージカルは初めてなので、お稽古が始まってみたらあまりにも本気でちょっとびっくりしました。

歌の練習から入って、セッションをする形で台本を読み合わせながら歌に入っていくという流れを作っていただいています。歌にはパワーがあると実感しています。まずは音程にそって歌えるようにならないといけないのかな、と思っているところで、そこからどうやってセリフとつなげて落とし込んでいくんだろう…とまだわからないことだらけなんですけど、でも皆さんがいるから自然とその役になっていく…その作業はとても楽しいです。私個人としては、AKB48でポップスを歌っていましたが、実は楽譜が読めないので、読み方を教えていただくところから始めています。いまは新しいことをやっているな!という気分です。(江口)のり子さんが大好きなので、共演できてとっても嬉しいです。のり子さんが歌っている姿がとても愛おしいので、早くみなさんに観ていただきたいです。

 

伊原六花

長塚さんもお話しされていましたが、この作品を初めて見たときは衝撃がすごく、この作品をミュージカルでどう表現されるのかなと思っていました。楽曲を聞いたときに台詞のイントネーションがそのまま楽曲になったものばかりで、心境だったりを音楽にのせて届けることが出来る作品になるんじゃないかとすごくワクワクしています。今本読みをしていますが、フラットで自由なキャストの皆さんばかりなのでこれからの稽古がすごく楽しみだなと思っています。事実としてこのような時代があるなかで、自分が思っている感覚とその当時生きていた方の感覚のとらえ方が違うなと思います。久美子は夏子さんにすごく憧れがあるし、明るい力のある女の子だなと思うので、この時代だからこそ、新しく流れてくるものに憧れる気持ちとかをもっと皆さんと話し合って作り上げていけたらと思います。

 

前田旺志郎

僕はミュージカルに出演するのが初めてなんですが、歌稽古でみんなで歌っているとものすごく楽しいです。たくさんの人の声の力というか、歌の力だと思いますが、歌っているとワクワクしてきて、気持ちが上がります。

ほぼ毎日、お風呂場で歌うくらい歌うことは好きなのですが、ミュージカルの歌唱と普段のポピュラーな歌とはやはり全然違うので、難しいなと感じています。役の生きてきたバックグラウンドや感情が、歌にまっすぐに書かれているので、歌うことよりも大切なものがたくさんある気がしていて、それを表現するのが難しくもありますが、キャストの方々と挑戦できるのは幸せです。一人で歌うのは不安で、まず人前で歌うことに慣れていないので、稽古場でも声が出ないほどめちゃくちゃ緊張していますが、みなさんにお届けするときには、自信をもって、胸を張って、歌えるようにできればと思います。

 

大東駿介

初日までまだ1か月半ありますが、すでに沢山稽古をしていて、譜面を見ながらの歌稽古をしていたかと思うと、圭史さんに「ちょっと立ってみようか」と言われ、すぐ立ち稽古が始まりました。歌稽古の時から楽曲が素晴らしいなと思っていたのですが、立ち稽古をしてみると、キャストの方々が歌を役に重ねることで、言葉と歌のはざまのような、血が流れている気がしてきて、ドキュメンタリーのような原作映画の情景が歌に乗って見えてくるので、ミュージカルってすごいなとめっちゃ思っています。この映画は本当に静かな映画で、これがミュージカルになるってどうなるんだろうと思っていたのですが、難しいようなセリフでも歌にすることで、音楽として届けられるようなメッセージがあったりして、歌うことのハードルは高いですが、すごく希望を持ってやっています。素晴らしい楽曲が個々のキャストに作っていただいたので、9月を楽しみにしていてください。

 

北村有起哉

「夜の女たち」というタイトルから想像していましたが、台本を読んでみて、これを舞台でやるの?大丈夫なのか?できるの?という思いがすごくありました。でも、そういう時に限って火が付くんですよね。これはどうなるか本当にわからない、という作品の匂いにつられてしまう本能的なものが役者にはあったりする。まさにこの作品はそんじょそこらのエネルギーじゃ太刀打ちできない、戦後間もないころのカオスを我々の肉体で歌い上げて表現しなければならない、想像力をふんだんにふくらませて……。もともと歌は好きなのですが、歌稽古してると、学校の音楽の教室の授業を思い出したりします。今は音程やテンポをちょいちょい間違える日々ですが、自分が楽しくないと観ているお客様に伝わってしまうと思うので、まずは自分が楽しめればと思っております。

公演情報

溝口健二監督映画「夜の女たち」を舞台化、長塚圭史が創る初めてのオリジナルミュージカル。     
忘れてはならない時代、占領下を生き抜いた日本人たちの物語。     
 

2022年度メインシーズン「忘」の幕開けは、溝口健二監督映画「夜の女たち」の初の舞台化作品です。     
猛スピードで進む現在に立ち、日々大切なことをどんどん忘れていく私たちですが、忘れてはならないことを見つめ、これまで日本人が歩んで来た歴史を見つめることで、生きている今を考える。     
長塚は、芸術監督二年目のシーズンタイトルを「忘」にしたことについて、「忘れてはならないことに思いをはせる、自分たちの国の歴史を見つめ、自分たちの歩みを知り、私たちは今、歴史のどこに立っているかを認識することができる」と言います。     
1948年、戦後すぐに公開された「夜の女たち」は、戦後間もない大阪釜ヶ崎を舞台に、生活苦から夜の闇に堕ちていった女性たちが、必死に生き抜こうとした姿を描いた作品です。敗戦により価値観全てがひっくり返り、何が間違っていて何が正しいのかを見失ってしまった迷える人々。怒涛のように流れ込んできた自由の象徴であるアメリカ音楽と、心の奥底にだらりと横たわる勝利を確信したはずの軍歌・・・。思想を、家族を、生きていく術を、全てを失った日本人。     
映画の脚本を元に、長塚が上演台本、作詞を手掛け、音楽の力で、ミュージカルとして描くことで、混沌とした時代を生きていかなければならなかった日本人のエネルギー、生命力を描きます。     
私たちが忘れ去ろうとしている時代を生きた3人の女性の壮絶な人生。忘れてはならない時代に改めて向き合うことで、私たちは何を思うでしょうか。

 

個性豊かな俳優とクリエーターで紡ぐ、占領下の日本の物語

出演者には、個性豊かな俳優が揃いました。

夫を戦争で失い、「闇の女」へと堕ちていく主人公・大和田房子には、個性あふれる演技と唯一無二の存在感で長塚からの信頼も厚い江口のりこ。戦争で全てを失い、自暴自棄になり進駐軍が駐屯するホールでダンサーとして生きる房子の妹・君島夏子には、映像のほか、昨年は『フェイクスピア』(2021年、作・演出:野田秀樹) 出演など、舞台でもコンスタントに活動する前田敦子。女たちを夜の「闇」から救い出そうとする病院長に個性あふれる実力派・北村有起哉。戦後の闇ブローカーのような仕事をし、行き場を失った房子を雇い、また愛人とする栗山商会社長・栗山謙三には、映像、ドラマで幅広く活動する大東駿介。時代に翻弄される若者、房子の義妹・久美子には『ロミオ&ジュリエット』(2021年、小池修一郎演出)のジュリエット役の新鮮な演技が記憶に新しい伊原六花、久美子を騙す学生・川北に「彼女が好きなものは」(2021年、草野翔吾監督)をはじめとする映画、舞台で活躍する前田旺志郎

その他にも、房子の戦死した夫、大和田健作には、『王将』-三部作-(2021年、構成台本・演出:長塚圭史)の坂田三吉役も好評を博した福田転球、古着屋の女主人・富田きくには劇団四季出身のベテラン北村岳子など、実力派俳優が揃いました。

音楽は、日本のミュージカル界をけん引する荻野清子。長塚とは、井上ひさし作『十一ぴきのネコ』(2012年)以来、多くの作品でタッグを組んでいます。振付は、ダンサーとしての活躍はもちろん、『キレイ』、『キャバレー』、『業音』(松尾スズキ演出)、『幻蝶』(白井晃演出)など多くの舞台作品の振付を手がける康本雅子

長塚圭史が上演台本、演出を手掛け、初めてオリジナルミュージカルを手掛けます。     
 

■溝口健二と映画「夜の女たち」

ヴェネツィア国際映画祭で「雨月物語」が世界的評価を受けた溝口監督は、後年、女性映画の巨匠と呼ばれるほど、一貫して虐げられた女性の姿を冷徹なリアリズムで描き、弱い者たち、とりわけ女性の生き方を、その身に寄り添いながら描いたことに特徴があります。「わが青春に悔いなし」の久板栄二郎による原作「女性祭」を、依田義賢が脚色し、溝口健二が監督し映画化。戦後間もない大阪釜ヶ崎を舞台に、生活苦から夜の闇に堕ちていった女性たちが、必死に生き抜こうとした姿を描いた作品です。主演は「女優須磨子の恋」(監督:溝口健二)、「雨月物語」、「楢山節考」など、日本映画史を代表する田中絹代。大女優・田中絹代が初めて汚れ役に挑んだ社会派群像ドラマです。

 

【あらすじ】

戦後すぐの大阪、釜ヶ崎。「日没後、この付近で停立または徘徊する女性は闇の女と認め、検挙する場合があります」と札が立っている。大和田房子は焼け出された後、病気の子を抱えて困窮していた。夫は戦地からまだ帰っておらず、両親や妹・夏子は終戦を迎えたものの消息不明になっている。姑や義理の妹・久美子と同居しながら、着物を売り払ってなんとか暮らしている。そこに届いたある知らせに絶望する房子。その後、ダンサーとなった夏子と偶然再会する。房子、夏子、久美子、3人の女たちの壮絶な人生と、凄まじい生命力を描いた人間ドラマ。


演出家コメント

「夜の女たち」は溝口健二監督の1948年の映画です。戦後間もない大阪釜ヶ崎(今のあいりん地区)を舞台に、空腹と、全く新しい価値観の中で、必死に生き抜く女性たちとその時代を描いていました。この映画はまだ占領下にあった実際のその時その場所で撮影しています。まるでドキュメンタリーフィルムのようです。     
占領下。敗戦で一夜にして日本の価値観が真っ逆さまになった時代です。呆然とするもの、戦争孤児、身寄りが誰一人いなくなって生きる術がなくなったもの、自暴自棄になるものもいます。そういう中で連合軍、特に圧倒的多数だったアメリカ兵、いわゆる進駐軍が押し寄せてきます。禁止されていた音楽がなだれ込んでくる。敵性音楽が自由の象徴として聞こえてくる。     
それは、目を背けたくなるような貧困や孤独、欺瞞や憤りと矛盾に溢れた時代であると同時に、人間の権利が改めて問われる時代の始まりでもありました。戦後急増したパンパンと呼ばれた街娼は、社会現象として捉えられました。しかしこれは貧困からのみ生じただけではなかったと言われています。全体主義と封建制度から突然解放された自由の中、女性たちがその権利を掴み始めた時、あらぬ方向へ膨張して弾けた現象でもあったのではないでしょうか。      
今、また再び世界は戦時下におかれました。壊れゆく街をまざまざと目にするたびに、人間の恐ろしさを痛感します。未だにやめられずにいるのです。忘れてはいけない、知らなくてはいけないという思いで立ち上げるこの作品が、なぜ今我々はここにこうしてあるのかという近代を冷静に見つめる一助となると同時に、どんな悲惨の中でも生きていく人間のポジティブな底力を感じていただけたらと思います。     
初めてのミュージカルです。俳優陣も主にミュージカル界からではなく、ストレートプレイを中心に活動する方々に集まっていただきました。新しい時代を描く時、未開の領域へ触れるパワーが作品の核心に近づくものになるだろうと考えたからです。そして私が心より信頼する荻野清子さんが音楽・作曲、振付は以前からご一緒したいと切望しておりました康本雅子さん。他にもチャレンジ精神に満ちた素晴らしい仲間たちが集まってくれました。時代に真摯に向き合って、お客さまも共に歌い出したくなるようなミュージカルを(本当に初めてですが)作り上げていきたいと思います。     
長塚圭史


【プロフィール】

長塚圭史 (ながつか・けいし) 上演台本・演出

劇作家・演出家・俳優。     
1996年、演劇プロデュースユニット阿佐ヶ谷スパイダースを旗揚げし、作・演出を手掛ける。2017年より劇団化。2008年、文化庁新進芸術家海外研修制度にて1年間ロンドンに留学。2011年、ソロプロジェクト・葛河思潮社を始動、三好十郎作『浮標』『冒した者』などを上演。2017年、新ユニット・新ロイヤル大衆舎を結成し、北條秀司作『王将』三部作を下北沢・小劇場楽園で上演。KAAT神奈川芸術劇場での演出作品に『作者を探す六人の登場人物』(17年/上演台本・演出)、『セールスマンの死』(18年・21年/演出)、『常陸坊海尊』(19年/演出)、『王将』-三部作-(21年/構成台本・演出・出演)、『近松心中物語』(21年/演出)、『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』(22年/上演台本・演出・出演)。その他近年の主な舞台に、新ロイヤル大衆舎『緊急事態軽演劇八夜』(20年/演出・出演)、『イヌビト~犬人』(20年/作・演出・出演)、阿佐ヶ谷スパイダース『老いと建築』(21年/作・演出・出演)など。     
2004年第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年第14回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。俳優としても映画「海辺の映画館―キネマの玉手箱」、「ランブラーズ2」、「シン・ウルトラマン」などに出演。     
2021年4月よりKAAT神奈川芸術劇場芸術監督。

 


チラシPDFダウンロードは以下のサムネイル画像から↓

【江口のりこ ver.】

夜の女たちチラシダウンロード江口のりこversion

 

【前田敦子 ver.】

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【伊原六花 ver.】

夜の女たちチラシダウンロード伊原六花version

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掲載情報

6/20 リンネル 公演紹介 今観たい!舞台を語らう

7/ 7  大人のおしゃれ手帖 公演紹介 Stage 舞台の深層

7/12 プラスアクト 前田旺志郎さんインタビュー

7/29 ロードショー 長塚圭史インタビュー

8/ 1    エクラ 江口のりこさんインタビュー

8/ 1    カンフェティ 江口のりこさんインタビュー

8/ 4  朝日新聞横浜版 制作発表会見

8/ 4  毎日新聞夕刊 長塚圭史インタビュー

8/ 4  StageMap 長塚圭史インタビュー

8/ 4  悲劇喜劇 長塚圭史 対談(演出家 根本宗子さん)

8/ 5、19日  朝日新聞、マイナビHeroes File 前田敦子さんインタビュー

8/ 6    朝日新聞   論座 伊原六花さんインタビュー

8/ 9  週刊朝日 江口のりこさんインタビュー

8/10   BARFOUT!  伊原六花さんインタビュー

8/15 ステージぴあ 江口のりこさん、長塚圭史インタビュー

8/15   ぴあアプリ 江口のりこさん×長塚圭史対談

8/15 ぴあアプリ ミュージカル『夜の女たち』特集

8/17 読売新聞夕刊 江口のりこさんインタビュー

8/18 音楽の友 公演紹介

8/19   ぴあアプリ 大東駿介×前田旺志郎×北村有起哉 鼎談

8/22 エンタメOVO 前田敦子さんインタビュー

8/24 神奈川新聞 長塚圭史インタビュー

8/25 朝日新聞夕刊 江口のりこさん、長塚圭史インタビュー

8/26 エル・ガールオンライン 前田敦子さんインタビュー

8/30 アクトガイド 江口のりこさん、大東駿介さん、長塚圭史インタビュー

9/  1 FLIX PLUS 大東駿介さんインタビュー

9/  1 週刊文春 長塚圭史インタビュー

9/  2 朝日新聞 前田敦子さん×大東駿介さん×長塚圭史 鼎談

9/  5   Deview  伊原六花さんインタビュー コメント動画

9/13 日本経済新聞夕刊 長塚圭史インタビュー

9/13 ぴあアプリ ミュージカル『夜の女たち』特集

9/14 FRaU 前田敦子さんインタビュー

9/23 朝日新聞 公演紹介

9/29 アクトガイド 劇評

 

出演情報

6/18 東京FM      yes!明日への便り 語り:長塚圭史  第三百五十五話 心の右肩を上げて歩く -【奈良篇】映画監督 溝口健二-

7/29 NHK       「あさイチ」江口のりこさんゲスト出演

7/29 TBS           「ラヴィット!」伊原六花さん出演

8/7     ABEMA        「7.2 新しい別の窓」前田敦子さん出演

8/22   フジテレビ    突然ですが占ってもいいですか?」前田敦子さん出演

8/23、30  FMヨコハマ 「深夜の音楽食堂北村有起哉さん出演

8/24   NHKラジオ第1     「ラジオ深夜便」長塚圭史 出演

 


 <ご来場の皆さまへ>

■KAAT神奈川芸術劇場では新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演を実施します。ご来場前に必ず、劇場HPの「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。

※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花(ロビー花・楽屋花)、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。

※上演中・開演前・休憩中・終演後を問わず客席からの舞台撮影はご遠慮いただいております。

 

■劇中の喫煙シーンでは電子タバコを使用しております。

■劇中に、性暴力の表現を含むシーンがございます。また、今日の人権擁護の見地に照らして不適当と思われる表現がありますが、作品の時代背景を鑑みて、表現上必要と考え使用しております。

あらかじめご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 

【STAFF】

原作              :久板栄二郎

映画脚本   :依田義賢

上演台本・演出:長塚圭史

音楽     :荻野清子

振付              :康本雅子

美術              :二村周作

照明              :大石真一郎

音響              :佐藤日出夫

衣装              :伊藤佐智子

ヘアメイク     :稲垣亮弐 

アクション     :前田悟

歌唱指導        :満田恵子  伊藤和美

稽古ピアノ  :森本夏生

大阪弁協力  :山内圭哉

方言指導   :杉宮匡紀 

演出助手   :西祐子

舞台監督   :大垣敏朗

 

主催・企画制作:KAAT神奈川芸術劇場

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会     
お問合せ:チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)

文化庁・マグカル(かながわ県民文化祭)ロゴ

スケジュール

9/3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
月・祝
14:00 13:00


14:00 14:00◎★ 13:00◎★ 13:00

14:00 14:00 13:00 13:00 13:00
18:30
夜割
18:00 18:30
夜割
18:00

開場は各開演45分前

◎=託児サービスあり 公演1週間前までに要予約・有料(マザーズ:0120-788-222)

★=「ポータブル字幕機提供サービス」対象回

※座席位置、提供数に限りあり

※チケット購入前に要事前予約 

【ポータブル字幕機提供サービスの内容】

・メガネ型ポータブル字幕機による字幕表示

・受付での手話通訳と筆談対応

・開演前のミニレクチャー(手話通訳あり)※9月9日公演のみ(要事前予約・詳細は後日案内)

※公演チケットが必要です。(有料)

【予約・お問い合わせ】

・予約期間:7月23日(土)~8月31日(水)9月5日(月)※延長しました(8/24更新)

・予約・お問い合わせ先:一般社団法人 日本障害者舞台芸術協働機構(JDPA)

 KAATサポート窓口 kaatsupport@jdp-arts.org(受付時間:10:00~17:00)

※ ポータブル字幕機は台数に限りがございますので、お申込み1件につき1台のお貸出しとなります。

※ 付添者を含め、字幕機を使用しなくても観劇ができるお客様によるお申込みはご遠慮下さい。

※ なお、ポータブル字幕機をご利用いただける座席の関係で、付添者とお隣の席にお座りいただくことができない場合があります。あらかじめご了承ください。

 

 

<全国ツアー>

北九州芸術劇場

9月24日(土)18:00、25日(日)13:00

主催:公益財団法人北九州市芸術文化振興財団 共催:北九州市

お問合せ:北九州芸術劇場 093-562-2655

 

穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

9月30日(金)18:30、10月1日(土)13:00、10月2日(日)13:00

主催:公益財団法人豊橋文化振興財団

お問合せ:プラットチケットセンター 0532-39-3090

 

山口市民会館 大ホール

10月6日(木) 18:00

主催:公益財団法人山口市文化振興財団

お問合せ:山口市文化振興財団チケットインフォメーション 083-920-6111

 

まつもと市民芸術館 主ホール

10月10日(月・祝)15:00

主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団

お問合せ:まつもと市民芸術館チケットセンター 0263-33-2200

 

兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

10月14日(金)18:00、15日(土)13:00、16日(日)13:00

主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター

お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2022/7/2(土) ~2022/7/22(金)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2022/7/23(土)

チケット料金

全席指定(税込)

S席:10,000円

A席:9,000円/平日夜割:6,000円(9/8,9/15)

B席:7,000円/平日夜割:4,000円(9/8,9/15)

U24チケット(24歳以下):5,000円

高校生以下割引:1,000円

シルバー割引(満65歳以上):9,500円

※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・webにて7月23日(土)より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)

※車椅子でご来場の方は、事前にチケットかながわにお問い合わせください。 

※未就学児の入場はご遠慮ください。

※営利目的の転売禁止。

チケット取扱い

チケットかながわ
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電話で予約・購入

0570-015-415(受付時間:10:00~18:00)

プレイガイド情報

チケットぴあ   https://pia.jp/t/kaat/ (Pコード:513-092

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ローソンチケット https://l-tike.com/play/kaat/ (Lコード:31947)