KAATアトリウムプロジェクト
<アトリウム>に舞台美術が出現!
この空間を用いたパフォーマンスも開催
空間デザイン: 山本貴愛
- 日時 2025/4/24(木)~2025/6/14(土)
- 会場 アトリウム
- 料金 予約不要・観覧無料
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お問い
合わせ KAAT神奈川芸術劇場 045-633-6500(10:00~18:00)
<アトリウム>に舞台美術が出現!
この空間を用いたパフォーマンスも開催
KAAT神奈川芸術劇場では、長塚圭史が芸術監督に就任した2021年より、4月~8月をプレシーズン、9月~翌年3月をメインシーズンとするシーズン制を導入し、年間を通して様々なプログラムをお届けしております。2025年度メインシーズンのシーズンテーマは「虹〜RAINBOW〜」。多様な人々を繋ぎ、越境する七色の架け橋である「虹」から私たちは、様々な事柄から目を背けず、世界をあるがままに見ることを学びます。
今年度のプレシーズンの事業の一つとして、劇場の出入口となる<アトリウム>を活用した新しいプロジェクトを実施いたします。開館以来、1階<アトリウム>では、様々なイベントが行われてきました。長塚の芸術監督就任以降、より一層あらゆる人々に「ひらかれた」劇場を目指し、舞台上演、映像上映、インスタレーション作品の展示、ダンスパフォーマンス、マルシェといった多岐にわたる企画を開催してまいりました。
今回は、<アトリウム>を舞台美術家の視点でデザインし、その空間を用いたパフォーマンスを実施いたします。空間デザインは、読売演劇大賞優秀スタッフ賞を2年連続で受賞するなど、数多くの演出家から信頼をおかれる山本貴愛が担当いたします。作品テーマを繊細かつ大胆に表現して観客の想像力を刺激するデザインを多く手掛ける山本が、いつもの劇場空間を飛び出し、<アトリウム>にメインシーズンへの架け橋となるテーマを据えたデザインを施します。何がテーマになっているのか、ぜひ想像をめぐらせてみてください。
そして、この予め設えられた空間を用いて、5組のアーティストによる様々なパフォーマンスが繰り広げられます。ジャグリングの目黒陽介は、生演奏を交えて独創的なパフォーマンスをお届けします。ダンスの浅川奏瑛、岡本優、山田暁は、それぞれソロパフォーマンスで空間と身体を対峙させます。ダンスや演劇表現を交えたパフォーマンスのAokid×リンノスケは、ルーツの違う二人からどのような表現が生み出されるのかご期待ください。
本企画を通して、公演にご来場の方々だけではなく、どなたでも気軽に劇場やアートに出会える機会を創出することを目指します。そして、劇場に訪れた人も、パフォーマンスを行う出演者でさえも、舞台上や客席ではない場所で様々なイマジネーションをかき立てられるようなひと時をお届けいたします。

キャスト・スタッフ
空間デザイン : 山本貴愛
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(舞台美術・衣裳デザイン)
英国ボーンマス芸術大学シアターデザイン専攻首席卒業後、王立ウェールズ音楽演劇大学シアターデザイン専攻準修士課程首席卒業。主な参加作品に、美術・衣裳デザインとして、世田谷パブリックシアター『ロボット』(ノゾエ征爾演出)、劇団た組『ドードーが落下する』(加藤拓也作・演出)、ゴーチ・ブラザーズ『ブレイキング・ザ・コード』(稲葉賀恵演出)など。美術デザインとして、KAATキッズ・プログラム『らんぼうものめ』(加藤拓也作・演出)、劇団た組 『綿子はもつれる』(加藤拓也作・演出)、シス・カンパニー『いつぞやは』(加藤拓也作・演出)など。第31回・32回読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。
パフォーマンス出演者(50音順)
Aokid×リンノスケ(パフォーマンス)、浅川奏瑛(ダンス)、岡本優(ダンス)、目黒陽介(ジャグリング)、山田暁(ダンス)
スケジュール
設営期間:4月24日(木)~6月14日(土)
10:00〜18:00(夜公演がある場合は終演時刻まで)
パフォーマンススケジュール
6月 1日(日) 14:15 目黒陽介 / 17:00 岡本優
6月 7日(土) 12:00 Aokid×リンノスケ / 15:00 山田暁 /17:15 目黒陽介
6月 8日(日) 11:45 岡本優 / 12:15 山田暁 /15:00 Aokid×リンノスケ
6月14日(土) 11:45 浅川奏瑛 / 12:15 目黒陽介/15:00 浅川奏瑛
<上演時間:各回30分程度>
チケット
チケット料金 |
予約不要・観覧無料 |
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出演者プロフィール
【Aokid×リンノスケ】

Aokid
東京造形大学映画専攻在学中より、パフォーミングアーツ、ビジュアルアーツ作品の制作を開始。
劇場やギャラリースペースでの発表の他、街や公園といった公共空間での活動を積極的に行うことを通して日本の状況においてダンスやアートの"あり方"を試行錯誤している。
個展やソロ公演、公共空間でのアクション"STREET RIVER&BEER"や"どうぶつえん"など。
2025年7月、KAATで上演される伊藤郁女振付・演出『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』に出演予定。
リンノスケ
俳優・舞踏家。札幌市立大学デザイン学部メディアデザインコース卒業。在学時の2015年より俳優・舞踏家として舞台に立つ。当初はスズキ・トレーニング・メソッドを4年間実践して、寺山修司の作品を上演する劇団風蝕異人街のアングラ演劇からスタートし、その後札幌の人気劇団である劇団千年王國に出演し、『贋作者』『ロミオとジュリエット』でそれぞれ主演を演じた。また札幌のmicell、田仲ハル、Sapporo Dance Collectiveや京都のMonochrome Circus、東野祥子や東京の伊藤千枝(珍しいキノコ舞踊団)などのダンス・舞踏作品にも多数出演。近年は第21回AAF戯曲賞受賞記念公演『鮭なら死んでるひよこたち』【演出・羊屋白玉(指輪ホテル)】に出演。現在東京を拠点に生息中。2025年7月、KAATで上演される伊藤郁女振付・演出『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』に出演予定。
【浅川奏瑛】

ダンサー/振付家
埼玉県越谷市出身。尚美学園大学芸術情報学部舞台表現学科ダンスコース卒業。新体操歴15年。
ソロ活動を主軸に自主企画や子ども向けWS、ファッションショー、野外フェスティバルへの参加等ジャンルを問わず幅広く活動。
座・高円寺レパートリー『小さな王子さま』(テレーサ・ルドヴィコ脚本・演出)に王子役として2021 年より参加。
ヨコハマダンスコレクション 2021-DEC 最優秀新人賞、アーキタンツ・アーティスト・サポート賞受賞。SAIDanceFestival2023ソロ部門 審査員賞受賞。
【岡本優】
ダンサー、振付家。ダンス集団
【目黒陽介】

ジャグラー、演出家。14歳でジャグリング、17歳から大道芸を始める。
以降、大道芸フェスティバルや劇場、ライブハウス、美術館、廃墟、工場等、場所を問わずパフォーマンスをしている。
2008年より自身が中心となり現代サーカスカンパニー「ながめくらしつ」を結成、ほぼ全公演の演出・構成を務め、国内では稀有な現代サーカスの演出家として活動。
2022年に1人ジャグラーと1人の音楽家のための作品『ライフワーク』を発表し再演を重ねている。
【山田暁】
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高校からダンスを始め、2019年より振付家・ダンサーの鈴木ユキオが主宰するYUKIO SUZUKI projectsに参加。内側を燃やすように踊る身体とHIPHOPやマーシャルアーツの精神性を融合し、人間性がみえる踊りを追求している。鈴木ユキオ、中村蓉、田村興一郎、中村駿などの振付家の作品に出演。 出演ダンサーと並行して、北千住BUoYや神楽坂セッションハウスなどで定期的に自身の主催公演も行う。2025年7月、KAATで上演される伊藤郁女振付・演出『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』に出演予定。
主催:公益財団法人神奈川芸術文化財団
お問い合わせ:KAAT神奈川芸術劇場 045-633-6500(10:00~18:00)