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お知らせ 2023/3/15 KAATアトリウム映像プロジェクト vol.23|原田裕規

KAAT神奈川芸術劇場エントランスに広がるアトリウムに映し出される巨大映像。

3月15日(水)より、原田裕規の作品《Waiting for》を上映します。

KAATアトリウム映像プロジェクト |原田裕規
2023年3月15日(水)-6月10日(土) 14日(水)※変更となりました

●会期中無休(年末年始をのぞく)10:00-18:00

●夜公演がある日は終演時刻まで上映 
<観覧無料>

 

■ハマフェスY164開催記念 特別企画実施

【日程】5月27日(土)28日(日)

詳細はこちら>>https://www.kaat.jp/news_detail/2205

 

作品説明

《Waiting for》33時間19分26秒 2021年
朗読・編集・監督:原田裕規

CGIデザイン・アニメーション:孫君杰

リサーチ・音響編集:田中茜

協力:村松桂、西尾完太

 

ゲーム製作などに使用されるCGI(Computer-generated imagery)の技術を用いてつくられた、CGアニメーション/ナレーションパフォーマンス作品です。100万年前、あるいは100万年後の地球をイメージして生成された3つの空間は、オープンワールドゲームのようにどこまでも広がり、その中を仮想のカメラがあてどなく彷徨っています。
そこに響きわたるのは、作家自身が33時間19分にわたって朗読し続けた、地球上に現存する全ての動物の名前です。人から見た特徴や地名などによって構成される動物の俗名は、それ自体が人と自然の関係性を伝える「箱舟」のような存在。
ここではないどこか(=彼岸)を思わせる世界に没入しながら、この地球(=此岸)に存在する生き物の名前をいつまでも呼び続けるという行為は、あの世とこの世の間にある新たな「風景」を立ち上がらせています。

 

 

プロフィール

原田 裕規 Yuki Harada

1989年山口県生まれ。アーティスト。
2016年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として2017年にニュージャージーに、2021年にハワイに滞在。
社会のなかで広く認知されている視覚文化をモチーフに、人間の身体・認知・感情的な限界に挑みながら、現代における「風景」が立ち上がるビューポイントを模索している。
主な個展に「Shadowing」(THE POOL、2022年)、「Unreal Ecology」(京都芸術センター、2022年)、「アペルト14 原田裕規 Waiting for」(金沢21世紀美術館、2021年)、「One Million Seeings」(KEN NAKAHASHI、2019年)、コラボレーションに『広告』Vol.414[特集:著作](博報堂、2020年)、編著書に『ラッセンとは何だったのか?』(フィルムアート社、2013年)などがある。

 

■ホームページ 

https://www.haradayuki.com