KAAT古典芸能シリーズ つたえつなぐ

舞囃子『高砂』八段之舞 
義太夫『源氏烏帽子折 伏見の里の段』

  • 日時 2022/10/15(土)16:30 開演(16:00 開場)
  • 会場 中スタジオ
  • 料金 一般:4,000円/24歳以下:2,000円 /高校生以下:1,000円 /満65歳以上:3,500円
  • KAme
    先行
    2022/8/21(日)
  • 一般発売 2022/8/28(日)

公演情報

当日券情報

前売り券販売終了後、残席がある場合のみ開演の30分前から、3階中スタジオ当日券売場にて販売いたします。      
<上演時間:約135分(休憩含む)>      
※ご購入者名及び連絡先をお伺いいたします。予めご了承ください。      
※3歳以下のお子様はご入場いただけません。

 

■各公演の開演2時間前まで前売り券をご購入いただけます。是非ご利用ください!

詳細はこちらをご覧ください。

 

上演スケジュール<約135分(休憩含む)

■お話(日置貴之)

■舞囃子『高砂』八段之舞

 休憩15分

■義太夫『源氏烏帽子折 伏見の里の段』

 休憩10分

■トークセッション 鵜澤久、日置貴之(司会)


日本の芸能を未来に‟つたえつなぐ“、KAATの古典芸能シリーズが新たに誕生!

 

シリーズ第一弾となる今回は、観世流シテ方能楽師の鵜澤久による能・舞囃子と、女流義太夫の竹本駒之助による素浄瑠璃の二本立てで上演します。

 

・舞囃子『高砂』八段之舞
舞囃子とは、能の一曲のうち、主要な所作や舞の見どころを抜き出して、紋付・袴姿で舞う上演形式です。数少ない女性の観世流シテ方能楽師で、神奈川では川崎市において能楽の普及活動にも精力的に取り組む鵜澤久による特別公演が実現します。

 

・義太夫『源氏烏帽子折 伏見の里の段』
人形浄瑠璃文楽や歌舞伎でおなじみの義太夫節(ぎだゆうぶし)という語り物を、女性によって演奏するのが女流義太夫です。KAATにて平成25年から10回にわたり珠玉の名演を重ねた女流義太夫人間国宝・竹本駒之助が4年ぶりに還ってきます。

 

作品世界の背景や人物を解説する上演前のミニレクチャーに加え、上演後には古典芸能を”つたえつなぐ”ことのトークセッションも実施し、義太夫節や能楽をはじめとする古典芸能の魅力をお伝えします。

KAATがおくる古典芸能の世界、ぜひお見逃しなく!

あらすじ

舞囃子『高砂』

この曲の前半は、老人夫婦が阿蘇の宮の神主・友成一行に相生の松のいわれや、和歌の徳、松の故事について語る静かな場面ですが、今回舞われるのは後半部分です。
住吉明神が若い神となって登場し、壮快に、颯爽と、力強く、“神舞かみまい”という舞の中では早いテンポの舞を舞い、天下泰平、国上安穏を祈ります。
さらに今回は、舞に緩急や変化のある“八段之舞”という特殊演出(小書こがき)でお届けします。

 

義太夫『源氏烏帽子折 伏見の里の段』

雪が降りしきる中、平家から逃れる常盤御前と三人の幼子は伏見の里にたどり着き、灯りの点る家に一夜の宿を乞います。その家の女房白妙は源氏の忠臣藤九郎盛長の妹である一方で、実は平家の侍・弥平兵衛宗清の忍び妻でもありました。白妙は宗清の手前、源氏ゆかりの人を泊めがたく、見つかる前に親子に早く落ち延びるようにとすすめますが、親子は軒端からすぐに去ることができません。これに気付いた宗清は・・・

出演者

<上演順>

 

【舞囃子】 

『高砂』八段之舞

シテ 住吉明神: 鵜澤 久(観世流シテ方能楽師)
笛: 八反田 智子
小鼓: 飯田 清一
大鼓: 大倉 慶乃助
太鼓: 林 雄一郎
地謡: 長山 桂三
谷本 健吾
鵜澤 光
安藤 貴康

【義太夫】

『源氏烏帽子折 伏見の里の段』

   太夫: 竹本駒之助(女流義太夫 人間国宝)
   三味線: 鶴澤津賀花

【解説】

日置貴之(明治大学准教授)

 

プロフィール

鵜澤 久

観世流シテ方能楽師。1949年生まれ。父故鵜澤雅、故観世寿夫、故八世観世銕之丞に師事。重要無形文化財総合指定保持者。日本能楽会会員。

2018年、観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。2005年、川崎市文化賞受賞。川崎市文化大使。

3歳初舞台 仕舞「猩々」。能「石橋」「乱」「道成寺」「卒塔婆小町」「檜垣」を被曲。2023年「姨捨」を被曲予定。北米、カナダ等大学より招聘を受けての公演・ワークショップや、1990年より毎年川崎市文化財団主催の「こども能楽鑑賞教室」の指導も行う。現代演劇など新しい試みにも積極的に出演するなど、精力的に活動中。

 

竹本駒之助

1935年、兵庫県淡路島生まれ、秦野市在住。1949年、大阪にて竹本春駒に入門、文楽の諸師匠方に師事。二代鶴澤三生を相三味線に東京で演奏活動を始める。1953年、豊竹つばめ太夫(のちの四代竹本越路太夫)に師事。1970年、四代竹本越路太夫の女性唯一の門人となる。1999年、重要無形文化財「義太夫節浄瑠璃」各個認定保持者(人間国宝)に認定。2003年、紫綬褒章受章。2008年、旭日小綬章受章。2009年、第64回文化庁芸術祭賞優秀賞(レコード部門)受賞。2012年、第61回神奈川文化賞受賞。2015年、KAAT竹本駒之助公演 第五弾「鎌倉三代記 三浦別の段」で第70回文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2017年、文化功労者に選定。義太夫節保存会会長。(一社)義太夫協会理事。


鶴澤津賀花

1972年、福井県生まれ、横須賀市在住。1995年、武蔵野音楽大学音楽部音楽学学科卒業。

1998年、竹本駒之助に入門。2001年、国立演芸場にて初舞台。2006年、文化庁新進芸術家国内研修員として三味線を六世鶴澤燕三に師事。2007年、文化庁芸術団体人材育成支援事業研修員。2009年、第10回(公財)日本伝統文化振興財団「邦楽技能者オーディション」合格。2011年、第24回(財)清栄会奨励賞受賞。2017年、第38回松尾芸能賞新人賞受賞。(一社)義太夫協会所属。横浜邦楽邦舞家協会会員。

 

日置貴之

明治大学情報コミュニケーション学部准教授。 
幕末・明治期を中心として日本演劇の研究をしている。新聞や電信、鉄道といった文明開化期の新たな事物が登場する歌舞伎の「散切物」や、演劇における災害・戦争・病などの表象に関心がある。2013年、第3回日本学術振興会育志賞を受賞。2016年に刊行した『変貌する時代のなかの歌舞伎―幕末・明治期歌舞伎史』で、2017年に第49回河竹賞奨励賞(日本演劇学会)、第15回林屋辰三郎藝能史研究奨励賞(藝能史研究会)を受賞。著書に『変貌する時代のなかの歌舞伎 幕末・明治期歌舞伎史』(笠間書院)など。

 


 <ご来場の皆さまへのお願い>

KAAT神奈川芸術劇場では新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演を実施します。ご来場前に必ず、劇場HPの「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。

※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花(ロビー花・楽屋花)、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。

 

主催・企画制作:KAAT神奈川芸術劇場           
助成:文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業

ARTS for the future!2、マグカル神奈川県民文化祭ロゴ

スケジュール

2022年10月15日(土)

16:00開場/16:30開演

 

※託児サービスあり 公演一週間前までに要予約・有料(マザーズ:0120-788-222)

※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花(ロビー花・楽屋花)、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。

※営利目的の転売禁止。

※4歳未満入場不可。

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2022/8/21(日) ~2022/8/27(土)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2022/8/28(日)

チケット料金

全席自由(税込)

一般4,000円
U24チケット(24歳以下)2,000円
高校生以下割引1,000円
シルバー割引(満65歳以上)3,500円