KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
『虹む街の果て』
「虹む街」が再びKAATに現れる!タニノクロウが神奈川県民と共に新たに描くあの街の未来。
作・演出:タニノクロウ
- 日時 2023/5/13(土)~2023/5/21(日)
- 会場 中スタジオ
- 料金 一般:4,000円/神奈川県民割引:3,600円/24歳以下:2,000円/高校生以下:1,000円/満65歳以上:3,500円
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KAme
先行 2023/3/11(土) - 一般発売 2023/3/18(土)
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お問い
合わせ チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
公演情報
「虹む街」が再びKAATに現れる!タニノクロウが神奈川県民と共に新たに描くあの街の未来。
2000年に庭劇団ペニノを旗揚げ以降、全作品の脚本と演出を手掛け、海外招聘公演も多く世界的な評価も高いタニノクロウが、2021年KAATに書き下ろした『虹む街』。舞台となったのは、横浜の野毛をモデルにした飲食店街の一角で、公演会場の中スタジオに一歩足を踏み入れると、リアルな街の風景に驚かされました。さまざまな人生の思いが交差する多国籍な街の風景を実力派俳優と、神奈川県民を中心とした多様な国籍の方々と一緒に作り上げ、コロナ禍という状況を逆手に取り、ほとんど台詞を発しない寡黙劇に仕立てあげ新しい演劇の形を生み出しました。
今回のリクリエーションでは、『虹む街』の未来を描きます。土着的な民族音楽から歌モノポップスまで、ジャンルを問わず幅広い活動を続けているパーカッショニスト渡辺庸介、近年、舞台作品を中心に活動する赤星満が参加し、初演の寡黙劇とは対照的に、音や音楽で溢れる世界を創造します。出演者には、初演に出演したシニア劇団劇団員や中華街の飲食店オーナーといった神奈川県民の方々を中心に、新たな県民参加者を公募により選出します。渡辺・赤星以外の出演者は、神奈川県在住の一般の方々。タニノと、タニノがいつも作品創りをともに行っている演劇界のトップクリエーターたち、そしてKAATのスタッフとともに、県民参加劇を創りあげます。
前回から10年、20年…さらに100年…といった壮大な月日が経ったあの街や人々はどのように変化しているのか…。行ったことのない場所に旅をする感覚で劇場へお越しください。
この街の中に様々な人が出入りした形跡を残したいというタニノの想いから、今回稽古場公開を予定しています。2021年は、稽古場の窓から稽古場の様子を覗ける「稽古場見学」を実施しましたが、今回は、窓から覗くのではなく、稽古場の中に入って、実際の舞台セットを間近でご覧いただきます。その稽古場にあるのは本番で実際に使用する舞台セット。この舞台セットの壁や床に色を付けたり、ステンシルアートをしたり、街が果てていく経過をお客さまと一緒に作っていく企画も実施予定です。「稽古場見学」の日程等詳細は、決まり次第、公演HPでお知らせします。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
2021年初演より 撮影:田中亜紀
あらすじ
巨大ゼリーを運ぶ宇宙飛行士、革靴を釣り上げる人、ダンボールロボ、ダンボールタンクDJロボ、老犬ロボ、小さな雨雲が頭上にある人、マテリアルガール、上空を横切る隕石、ダンゴムシになりたい人、ストッキングを干す人、ゴキバスターズ、父を待つスマイリー、ガラスの海を泳ぐ人、靴下に育まれた人、暇な人…が住む街。
【客席イメージ図】
<ご来場の皆さまへのお願い>
KAAT神奈川芸術劇場では新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演を実施します。ご来場前に必ず、劇場HPの「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。
※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花(ロビー花・楽屋花)、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。
※上演中・開演前・休憩中・終演後を問わず客席からの舞台撮影はご遠慮いただいております。
主催・企画制作:KAAT神奈川芸術劇場
キャスト・スタッフ
作・演出:タニノクロウ
音楽・音響:佐藤こうじ
美術:稲田美智子
照明:大石真一郎
衣裳:富永美夏
演出助手:福丸敦子
舞台監督:瀬戸元哲
出演:渡辺庸介(パーカッショニスト) 赤星満
神奈川県民を中心とした街の人たち
阿字一郎 アリソン・オパオン 小澤りか
ジョセフィン・森 馬双喜 ほか
コメント
作・演出:タニノクロウ
2021年に上演した『虹む街』のリメイク作品を『虹む街の果て』というタイトルで発表します。
前回から10年、20年、100年と時間が経ったら街にどんな風景や時間が流れているのかを想像して作り直します。コインランドリーや、スナック、パブ、飯屋、タバコ屋などの100年後、それらの果て、生活の果て、人間の果てを描き、破壊的なリメイクを目論んでいます。
今回も神奈川県民を中心とした方々と作品を作りたいと思っています。前回は、様々な国の方たちが参加してくださり、日本じゃないような賑やかな稽古場でした。また同じように楽しく一緒に創作して、なんだかよくわからない場所に辿り着けたら最高にいいなと思ってます。
プロフィール

作・演出:タニノクロウ(劇作家・演出家)
1976年富山県出身。庭劇団ペニノの主宰、座付き劇作・演出家。セゾン文化財団シニアフェロー(2015年まで)。2000年医学部在学中に庭劇団ペニノを旗揚げし、以降全作品の脚本・演出を手掛ける。ヨーロッパを中心に、国内外の主要な演劇祭に多数招聘されている。2016年『地獄谷温泉 無明ノ宿』にて第60回岸田國士戯曲賞受賞、第71回文化庁芸術祭優秀賞受賞。また同年、北日本新聞芸術選奨受賞。2018年富山ひまわり賞、2019年第36回とやま賞文化・芸術部門受賞。2022年7月より富山市政策参与に就任。
スケジュール
開場は開演の30分前
◎=託児サービスあり 公演1週間前までに要予約・有料(マザーズ0120-788-222)
チケット
チケット発売日 |
KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2023/3/11(土) ~ 一般:2023/3/18(土) |
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チケット料金 |
入場整理番号付 自由席(税込) ※神奈川県民割引はチケットかながわの電話・窓口にて3月11日より取扱い(前売りのみ、枚数限定、要住所確認) |
チケット取扱い
チケットかながわ | |
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プレイガイド情報 |
■チケットぴあ https://pia.jp/t/kaat (Pコード:517-933) |