KAAT EXHIBITION 2017
「かたり(語り/騙り)の空間」
詩情の森‐語りかたられる空間
オープンシアター2017

  • 日時 2017/4/30(日)~2017/5/28(日)
  • 会場 中スタジオ

劇場全体がミュージアムに、新進作家のアート作品と多彩なイベント。

特設ウェブサイト

http://kaat-seasons.com/exhibition2017/

 



◎「詩情の森−語りかたられる空間」
4.30(日)~5.28(日) 会期中無休
KAAT神奈川芸術劇場 3F中スタジオ

角文平  Bunpei Kado
金子富之  Tomiyuki Kaneko
田中望  Nozomi Tanaka
藤堂  TODO
長沢明  Akira Nagasawa
三瀬夏之介  Natsunosuke Mise

あらゆる美術作品は、作品である限り言葉を発することはありません。しかし、作品たちは我々と出会う時、自らに秘められた数々の思い、魅力、物語を多彩かつ巧みなイメージをもって、我々に様々な言葉を想起させます。本展では、日本画と彫刻を制作する6人の作家たちが、KAAT神奈川芸術劇場のスタジオという、本来はパフォーマンスや舞台芸術を行う空間を活用し、彼らのこれまでの活動の枠組みを超えた実験的なアプローチを試みます。和紙、墨や岩絵具といった素材により構成された作品が発する「叙情的」な画面と、石、ガラス、そして金属からなる彫刻群とが、互いにリズムを刻みながら巧緻に関係し合うことで、情感溢れる現代美術の「森」が劇場のスタジオに出現します。我々は、その空間に身を置くことで、きっとこれまでにない新鮮な体験をすることになるでしょう。作品たちとの邂逅で湧き上がる言葉の中に漂うように、「詩情の森」を散策してみませんか。
 



◎「オープンシアター2017」
5.28(日)KAAT神奈川芸術劇場内各所

飯川雄大  Takehiro Iikawa
石塚源太  Genta Ishizuka
小林耕二郎 Kojiro Kobayashi
宮永亮  Akira Miyanaga

数々の公演を開催してきたKAAT神奈川芸術劇場を開放し、創造の楽しさを味わうことのできる「オープンシアター」。「オープンシアター2017」では、彫刻、映像、写真、漆芸をつくる現代美術作家と作品が劇場のあらゆる場所に出現し、劇場といかに関係するかという実験を試みます。作家によるギャラリートーク、ワークショップ、そしてパフォーマンスなど、この1日しか体験することのできない多彩なイベントも開催します。現代美術を軸にさまざまなジャンルの芸術が交差し、新たな表現の可能性とかたりの空間がうまれることでしょう。劇場という場のもつイメージを解放し、美術と積極的にかかわるKAAT神奈川芸術劇場の世界をぜひお楽しみください。

 


 

KAAT EXITHIBITION 2017
×Performance 
×関連イベント
 

劇場が仕掛ける‘美術展’《KAAT EXITHIBITION 2017》に関連して、多岐にわたるイベントを開催!


▽チラシダウンロードはこちら




De-tale -映像インスタレーション×ダンス-
5/28だけの特別プログラムとして、宮永亮(映像作家)×三瀬夏之介(日本画家)による、大型映像インスタレーションを大スタジオに展開。紙に表現されている三瀬の日本画を宮永が自ら撮影して、映像表現として再構築。新たな作品・展示空間を創り出します。さらに松岡大(舞踏家)・辻本知彦(ダンサー)の身体表現が交差することで、それぞれのアーティストの新たな表現や未だ見ぬ魅力を探ります。

日時:5/28(日)  
会場:5F大スタジオ 入場無料・入退場自由

◎映像インスタレーション《De-tale》 上映時間 10:00〜18:00
三瀬夏之介作品《ぼくの神さま》の作品のディテールを撮影し再構成する。作品の総体に現れているある種の物語性、ナラティブな部分を「tale」として捉え、その解体や分離を意味する「de」という接頭詞を加えつつ、「detail」という言葉と掛けている造語。(宮永亮)

ダンス  出演:松岡大(舞踏)①と② / 辻本知彦(ダンス)③と④
映像インスタレーション《De-tale》とパフォーマンスが交錯する20分。
① 11:30〜/②13:30〜/③15:00〜/④16:30〜 (各回20分程度)


《作家プロフィール》
三瀬夏之介 /日本画 Natsunosuke Mise
既存の日本画の枠にとらわれない多彩なイメージと手法の作品を多数発表している。
http://www.natsunosuke.com/


《ぼくの神さま》2013年


宮永亮 /映像 Akira Miyanaga
ビデオカメラでとらえられた実写映像素材のレイヤーを、幾重にも渉りスーパーインポーズする手法にて作品制作を行う。http://akiramiyanaga.com/


《WAVY》2014年


松岡大 /舞踏家 Dai Matsuoka
上智大学卒業。桑沢デザイン研究所卒業。2005年より山海塾に舞踏手として参加。「金柑少年」「とばり」「うむすな」「めぐり」などの主要作品に出演中。2011年より、ミュージシャンとダンサーによるライブを鑑賞するウォーキング形式のパフォーマンスイベント「LAND FES」を主催。「LAND FES」は、劇場と街を繋ぐ企画性が評価され、巻上公一氏が総合プロデューサーを務める「JAZZ ART せんがわ」との同時開催イベントとして、2014年より3年連続で開催。2016年、NYのパペットカンパニーPhantom Limbの作品「Falling Out」振付を担当。同年、「一万人のゴールドシアター 2016」ムーヴメント演出のディレクションを務める。http://daimatsuoka.com


Photo: Chie Namegai

辻本知彦 /ダンサー・振付家 Tomohiko Tsujimoto
ストリートダンスからジャズダンス、バレエ、コンテンポラリーダンスまで圧倒的な身体能力と存在感で、幅広く活動。Noism04創設初期メンバー。2011-2014 年シルク・ドゥ・ソレイユ『Michael Jackson The Immortal World Tour』485公演27カ国に出演。
【出演/振付】
ローラン・プティ振付『ピンク・フロイド・バレエ』、プレミアム・ダンス・ガラ 白河直子とデュオ作品  『透き通った夢』蜷川幸雄演出  『青い種子は太陽のなかにある』【振付】東宝ミュージカル『RENT』、冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』、第67回NHK紅白歌合戦、郷ひろみ『言えないよ』土屋太鳳【ダンス指導/振付】Sia『Alive』日本版MusicVideo 土屋太鳳、米津玄師『LOSER』Music Video など。
https://www.tsujimoto.dance/


Photo: 大洞博靖


ギャラリー・パフォーマンス☆
展覧会『詩情の森』 ギャラリー内でのパフォーマンス (各回20分程度)
会場:3F中スタジオ

5/13(土)①12:00~ ②15:00~   
三角みづ紀 /詩人 Mizuki Misumi
詩人。1981年鹿児島市生まれ。東京造形大学在学中に現代詩手帖賞、第1詩集で第10回中原中也賞を受賞。第2詩集で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的に行い自身のユニットのCDを2枚発表し、多くの国際詩祭に招聘される。第5詩集『隣人のいない部屋』で第22回萩原朔太郎賞を最年少受賞。美術館での展示や作詞等、あらゆる表現を詩として発信している。2016年8月、第7詩集『よいひかり』をナナロク社より刊行。http://misumimizuki.com/




5/20(土)①12:00~ ②15:00~   
街角マチコ(「ザ・プーチンズ」テルミン奏者)ほか
2002年よりテルミンを竹内正実氏に師事。05年、自身の主宰するテルミン教室「テルミン大学」を開校。
池袋コミュニティカレッジ、宮地楽器MUSICJOY渋谷校など、首都圏のカルチャースクールにてテルミン、マトリョミン教室の講師を担当している。楽器の珍しさを強調するのではなく、器楽としてのテルミン演奏を追究している。アルバム「テルミン大学」と教則本「テルミン学習帳」を発表。現在は、ロシア系怪電波ユニット「ザ・プーチンズ」のメンバーとして活動中。
ザ・プーチンズhttp://theremin-unv.com/putins/utins/



5/21(日)①12:00~ ②15:00~   
尾引浩志(ビッキー)
南シベリア、トゥバ共和国に伝わる倍音唱法「ホーメイ」、同じくトゥバのニ弦の弓奏楽器「イギル」、世界中に現存する手のひらに入る小さな倍音楽器「口琴」(こうきん)、を操る倍音音楽家。ロック系のバンドでボーカルとして活動中、ホーメイと出会い1999年に倍音楽団「倍音S(バイオンズ)」を結成、話題を呼ぶ。倍音Sメンバー脱退により、ソロとなり、全国に倍音の魅力を伝承する。2006年には、NHK教育テレビの幼児向け音楽番組“あいのて”にレギュラー出演。ジャズミュージシャン、能楽家、和太鼓奏者、ダンサー、アラブ音楽家などとのセッション、演劇、歌舞伎の舞台での演奏など、ジャンルも国境も飛び越えて活動中!2016年末には、新バンド「KAMOSU」を結成!
http://www.vions.jp/


ギャラリー・トーク☆
◎展覧会『詩情の森』 ギャラリー内でのトーク
会場:3F中スタジオ

◎出品作家によるギャラリートーク
日時:4/30(日)
①11:00~  出演:田中望、三瀬夏之介
​​​​​​②16:00~  出演:金子富之、長沢明
日時:5/7(日)
15:00~ 出演:角文平、藤堂

◎芸術監督によるギャラリートーク
出演:ゲスト・逢坂恵理子(横浜美術館館長)、白井晃(KAAT芸術監督)
司会:中野仁詞(本展キュレーター)
日時:4/30(日)14:00~



◎キュレーターズ・トーク 
日時:5/3(水)、4(木)、5(金)、6(土)、14(日)、27(土) 14:00〜
会場:3F中スタジオ
 

5/28 関連イベント 
◎ギャラリー・トーク
①13:00~ 三瀬夏之介、宮永亮 集合場所:5F大スタジオ内
②14:30~「オープンシアター2017」出品作家
飯川雄大、石塚源太、小林耕二郎、宮永亮
集合場所:1Fアトリウム
③16:00~ 「詩情の森」出品作家
角文平、金子富之、田中望、藤堂、長沢明、三瀬夏之介
集合場所:3F中スタジオ内 ☆

◎ワークショップ
美術ワークショップ『あっちとこっち アルミホイルをぎゅっとする。』  
時間:11:00~12:00 講師:小林耕二郎
会場:1Fアトリウム
※予約優先
電話にてお申し込みください 045-633-6500(美術担当)

 

予約不要、参加無料/ただし、中スタジオ『詩情の森』会場内で開催される催し(上記☆印)には、入場料(一般600円)が必要です。
 

主催・会場・問合:KAAT神奈川芸術劇場  
TEL:045-633-6500

  平成29年度劇場・音楽堂等活性化事業

助成:一般財団法人地域創造
詳細は、劇場HP www.kaat.jp  /展覧会特設HP http://kaat-seasons.com/exhibition2017/ にて
 



パフォーマンス、ワークショップ、トークなどのイベントの最新情報は、随時ホームページでお知らせします。

HP:http://kaat-seasons.com/exhibition2017/
Facebook:@kaat.thepoetry @kaat.opentheatre2017

主催:KAAT神奈川芸術劇場
協力:ART FRONT GALLERY、IMURA ART GALLERY、MIZUMA ART GALLERY、多摩美術大学、東北芸術工科大学、NHK横浜放送局




 

 

スケジュール

▼「詩情の森−語りかたられる空間」
4.30(日)~5.28(日)会期中無休
KAAT神奈川芸術劇場3F中スタジオ
開館時間:10:00~18:00 (入場は閉場の30分前まで)


▼「オープンシアター2017」
5.28(日)KAAT神奈川芸術劇場内各所
開館時間:10:00~18:00

チケット

当日券
入場券は会場入り口でお買い求めいただけます。
チケット料金
▼「詩情の森−語りかたられる空間」 ・一般600円 ・学生・65歳以上500円 ・高校生以下無料 障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料/10名以上の団体は100円引き ▼「オープンシアター2017」 入場無料 ▼リピーター割引 「詩情の森」展の展覧会チケット半券を3F展覧会受付でご提示いただくと、一般入場料が100円引きになります。(何度でも有効)