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『耳なし芳一』稽古初日に会見が行われました

2013-03-05

4月13日(土)開幕の宮本亜門演出『耳なし芳一』。
去る3月1日(金)にKAAT8階のアトリエで稽古が始まりました。
その際、演出家とキャストによる会見が行われましたので、そのコメントをご紹介します。

「耳なし芳一」稽古場会見写真
左から、宮本亜門、益岡徹、山本裕典、安倍なつみ、橋本淳。 (撮影=阿部章仁)

宮本亜門(演出)
「耳なし芳一」は、2008年からずっとやりたいと思っていた作品です。
「NIPPON文学シリーズ」では日本が持つ本来の日本の心というものを探りたいと思っています。今回は、八雲が世界を巡った末にたどり着いた、目に見えないものと共存する日本の良さを感じてもらいたいです。八雲の過去や芳一の過去、二人が何に苦悩していたのかなどイメージを膨らまして創っていきたいと思っております。
人間の本質に触れ、人間の闇も素晴しいのだということを感じていただければと思います。
稽古場は楽しくがモットーですが、今日、皆さんとお会いして、大丈夫!と確信しました。

山本裕典(芳一役)
皆さんと初めて共演させていただくのですが、ご挨拶させていただいて、何でも言い合えるような関係になっていけると確信しました。宮本亜門さんのことは、周りの俳優仲間から「すごく優しくて面白い人だよ」と伺っていて、ずっと一緒にやりたいと思っていたので、今回ご一緒させていただくことに運命を感じています。
芳一特有の演技や琵琶の演奏、昔の言葉遣いなど、課題はたくさんありますが、キャスト・スタッフの方々と出会えたことを大事にして、自分なりの芳一像ができればいいなと思います。ぜひ劇場にお越しください。

安倍なつみ(少年/安徳天皇役)
今回、歴史上に実在する人物ということで責任を感じ、すごく勉強もしました。二役やるということで、不安も緊張もありますが、精一杯やりたいと思います。
お話をいただいた時は演じきれるか不安でしたが、「この役は安倍なつみしかいない!」と亜門さんから熱烈オファーをいただき、すごく嬉しかったです。久しぶりに(宮本)亜門さんの舞台に出演できるのがとても楽しみです。

橋本淳(佐吉役)
皆さん初めての共演ですが、和やかな雰囲気で安心しました。
(オーディションを経て、今回の役が決まった橋本さん。その時の様子を亜門さんから「橋本さんは芝居がうまいですね。スポンジのように役に入っていく感じがよかったです。その場で決定しました。」と言われ、)ありがとうございます!頑張ります!
演じる佐吉という人物は、おっとりした静かな人だったのですが、昨日もらった台本では、少し変わっていたので、これから皆で作り上げていい作品にしたいと思います。

益岡徹(小泉八雲役)
私は山口県出身なのですが、(「耳なし芳一」は、芳一が壇ノ浦〔山口県下関市周辺〕の物語として語るので)この作品や壇ノ浦には縁を感じています。
台本を読んで、元々読みモノとしてあった作品を舞台にあげるという(宮本)亜門さんの情熱を感じました。小泉八雲と芳一は目が見えないという共通点を糸口に物語の展開を感じています。
念願の亜門さんの作品なのですごく楽しみです。


<公演情報>
NIPPON文学シリーズ
宮本亜門演出『耳なし芳一』

2013年4月13日(土)~21日(日)
KAAT神奈川芸術劇場・ホール
http://www.kaat.jp/pf/miminashi2013.html