音楽劇『それからのブンとフン』

  • 日時 2013/9/28(土)~2013/9/29(日)
  • 会場 ホール
  • KAme
    先行
    2013/6/2(日) 予定枚数終了
  • 一般発売 2013/7/6(土) 予定枚数終了

 

日本を代表する劇作家である井上ひさしが、まだ戯曲を書き始めてまもない1975年に
劇団テアトル・エコーに書き下ろした傑作戯曲が、「それからのブンとフン」だ。
本作は、井上ひさし初の小説『ブンとフン』を自ら戯曲化し、戯曲オリジナルの後日談を書きくわえた作品である。安保闘争で激しく揺れる70年代の日本を鋭く批評した本作品は、ナンセンスコメディの傑作であると同時に、行き先を見失った現在の日本に衝撃的なメッセージを投げかけるであろう。
演出を手掛けるのは、井上ひさしから絶大な信頼を受ける演出家、栗山民也。俳優の魅力を最大限に引き出すその演出手腕に、信頼を寄せる俳優は多い。
主人公の作家フンを演じるのは、これが井上ひさし作品初出演となる、俳優生活40年にして国際的に活躍する市村正親。
この演劇界屈指の顔合わせで、2013年秋、新たな傑作舞台を世に送り出す!

[STORY]
売れない小説ばかりを書き、年中貧乏をしている作家、大友憤(おおともふん)。ある日、世界で不可解な事件が次々と起きる。シマウマのシマが盗まれ、別のシマウマにそのシマが加わりタテヨコ十字模様のシマウマになったり、自由の女神が突然消えたり、奈良の大仏が消えたと思った瞬間、鎌倉の大仏の隣に移動したり、など。そして、この前代未聞の犯罪の犯人が、四次元の大泥棒ブンの仕業だということがわかる。大泥棒ブンとは、作家フンが書いた売れない小説『ブン』の主人公であった。フンは小説にこう書いている。『ブンとは何者か。ブンとは時間を超え、空間を超え、神出鬼没、やること奇抜、なすこと抜群、なにひとつ不可能はなくすべてが可能、どのような願い事でもかなえる大泥棒である』、と。その主人公が、突然、小説から抜けだしてしまったのである。それがわかった途端、小説『ブン』は世界中でベストセラーになり飛ぶように売れ、その小説の数だけの大泥棒ブンが出現し、世界は無法地帯になってしまう。そのうち大泥棒ブンは、形のあるものを盗むことに飽き、人間の見栄、虚栄心、記憶、歴史など形のないものを盗み始めてしまう。

警察は必死になってブンを捕まえようとするが、ブンは四次元の世界に住み、自由自在に姿を変幻させ、時間も空間も関係なしに動き回るので、なかなか捕まえることはできない。フンを取り巻き、警察から悪魔まで巻き込んだ大騒動は、偽ブンの出現から急展開を見せ、驚きの結末を迎えるのであった・・・。

作/井上ひさし
演出/栗山民也

[キャスト]
市村正親
小池栄子
新妻聖子
山西 惇
久保酎吉
橋本じゅん

さとうこうじ
吉田メタル
辰巳智秋
飯野めぐみ
保 可南
あべこ  他

演奏/朴 勝哲





[企画・制作] こまつ座/ホリプロ
[提携] KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団) 

[その他の公演]
東京公演 詳細はこちら

日程:2013年10月3日(木)〜15日(火)
会場:天王洲 銀河劇場
 

スケジュール

9.28(土) 13:00/18:30
9.29(日)13:00
※開場は開演の30分前

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2013/6/2(日) ~2013/7/5(金)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2013/7/6(土)

チケット料金
S席 9,800円 ブンフンシート 6,300円 ※未就学児童入場不可 ▽Kameかながわメンバーズ <1次先行(抽選受付)> 受付期間:6月2日(日)13:00 〜 6月9日(日) 23:59 <2次先行(先着) > 6月15日(土)10:00〜7月5日(金)23:59