ハイバイ『月光のつゝしみ』

  • 日時 2013/9/20(金)~2013/9/26(木)
  • 会場 大スタジオ
  • KAme
    先行
    2013/7/30(火) 予定枚数終了
  • 一般発売 2013/8/10(土) 予定枚数終了

とうとう、これをやるときが来てしまった、と思ってる。
なんせ僕が自分で台本を書くようになった、そもそもの理由が、岩松さんのこの作品に詰まっているからだ。
だからつまり、今まで僕が色々作って来たことは、言ってみれば、この戯曲の周辺をウロウロ、またはこの戯曲の中の一節のある部分を超拡大、超分解してみていたのと、同じ様なことだ。
でも「パクリじゃん!」て言われたくないから、自分なりに、岩松さんに近づきすぎないように気をつけまくったことで、自分だけのものを見つけられたと思う。

なのでこの辺りでその、自分のルーツ的なものに、息継ぎなしで首を突っ込み、明らかにリミットオーバーになるところを、お見せしたい次第です。

社会、生活、自意識、女、血、等々を巡る、一部屋の中の世界です。(岩井秀人)


この『月光のつゝしみ
』は、地方の町で"できる姉弟"と言われた二人が、都会に出てきて"普通の姉弟"になっていた、そんな話を書こうと思って、戯曲を書く前の準備段階に入っていったのでした。姉弟は金沢で育ったということにしようと、金沢に行って貸し自転車を借りて、金沢の町をあっちこっち自転車で徘徊したのを覚えています。金沢にはお城があるから、そのことはそこで育った人たちに「ちゃんとしなきゃ」という精神構造を植えつけてしまうんじゃないかと勝手に思ってしまったんですね。行ってみたらお城は面白いことになっていました。そこらへんのことはまあ芝居を観てくだすって、はい。
それにしてもこの戯曲を岩井くんに演出してもらう日が来るとは!11年前まだ若造だった岩井くんは、この芝居の稽古場でボクの代役やってたんですから。出会いの妙と言いますか何と言いますか。そりゃ岩井くん照れたようにうつむくとはわかっていても言いますよ。「とても楽しみにしてるよ」

(岩松 了)

作/岩松了
演出/岩井秀人
出演/松井周 能島瑞穂 上田遥 坂口辰平 永井若葉 平原テツ

[スタッフ]
舞台監督/谷澤拓巳
舞台美術/秋山光洋
照明/松本大介 照明操作/和田東史子
音響/中村嘉宏・高橋真衣    
衣裳/小松陽佳留(une chrysantheme)
記録写真/曳野若菜
宣伝写真/平岩亨
宣伝美術/土谷朋子(citron works)
WEB/斎藤拓
票券/冨永直子(quinada)
制作/三好佐智子(quinada)・坂田厚子(quinada)・藤木やよい・西村和晃
協力/krei.inc サンプル 青年団 至福団 松本デザイン室 シバイエンジン
企画/岩井秀人・三好佐智子

主催/ハイバイ・有限会社quinada
提携/KAAT神奈川芸術劇場

助成/  平成25年度 文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

 

スケジュール

9.20(金)19:30●★
9.21(土)14:00●/18:00●
9.22(日)14:00●
9.23(月・祝)18:00○
9.24(火)19:30○
9.25(水)14:00○/19:30○
9.26(木)14:00○

※★の回は岩井秀人・岩松了氏によるアフタートークがございます。
※未就学児童入場不可
※受付開始・当日券販売は開演の40分前、開場は20分前です。
※演出の都合上、開演後はご入場をお待ちいただく場合がございます。

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2013/7/30(火) ~2013/8/9(金)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2013/8/10(土)

チケット料金
(指定席または整理番号付自由席) (●印の回) 前売 指定 3,300円 自由 3,000円 当日(自由)3,500円 (○印の回) 前売 指定 3,800円 自由 3,500円   当日(自由)4,000円 (学生) ▼前売・当日共 2,500円 ※全日共通料金 来場の際、受付で学生証をご提示下さい。 ▼高校生以下 前売・当日共 1,000円 ※全日共通料金 チケットかながわのみ取扱い。 来場の際、受付で身分証をご提示下さい。