SPECTRA

太平洋をまたぎ文化の違いを超えて、オーストラリアと日本の想像力あふれるアーティストたちを結集した『SPECTRA』。人の命から思想、そして銀河宇宙にいたるまで、この世のありとあらゆるものは、原因と条件の無限の連なりの中で、いったいどのように生じ、滅するのか。

 

【振付】
カイル・ペイジ＋アンバー・ヘインズ

【出演】
カイル・ペイジ、ジェニファー・ラージ、ジョシュア・ムー、メイソン・ケリー、大江麻美子(BATIK)、寺西理恵(BATIK)

【美術】
宮島達男

【音楽】
松本じろ

主催：DANCENORTH
提携：KAAT神奈川芸術劇場

問合せ：ハイウッド 03-3320-7217 (平日のみ11:00～19:00)

KAAT DANCE Series 2016
 

《レビュー》

「すべての要素が継ぎ目なくひとつに融合された、完璧な５０分間。『スペクトラ』は非常に完成度の高い作品であり、カイル・ペイジのディレクションのもと、ダンスノースの将来を約束する代表作となった」（ダンス・オーストラリア）

「とにかくダンサーたちがすばらしい。豪日のコンテンポラリーダンスのフュージョンにより驚くべき身体技能と美に満ちた瞬間を作り出している。『スペクトラ』は傑出したコラボレーションの成功例であり、＜オズアジア＞フェスティバルはまたもや真にユニークで美しい、刺激的なものを私たちに見せてくれた」（In Daily）

「これまで常に観客を魅了してきたこの振付家の作品を、素晴らしいダンサーたちが見事に演じきった。３度のアンコールとスタンディング・オーベーションがなによりの証拠だ」（グローバル・メディア・ポスト）

「『スペクトラ』は興奮の渦。観客を否応なく引き込んで心を打ち、繊細な振付は目を釘付けにする。すばらしい！」（The Clothesline）

「カイル・ペイジとアンバー・ケインズ率いる＜ダンスノース＞はコンテンポラリーダンスに深く新しい何かを解き放った。その画期的な美は初演の観客の心と精神を鷲掴みにした」（The Barefoot Review）

《プロフィール》

KYLE PAGE ー カイル・ペイジ
ダンスノース 芸術監督

2004年にダンスノースでプロのダンサーとしてのキャリアを開始。2014年、同カンパニーの芸術監督に就任。過去11年間にわたってメリル・タンカードやギャリー・ステュワート、ルーシー・ゲラン、ギャヴィン・ウエバー、黒田育世、アントニー・ハミルトン、ステファニー・レイクといった著名な振付家との仕事を経験し、17ヵ国をツアーした。2013年、オーストラリアン・アーツ・イン・アジア賞のファイナリストに選出された。2015年、オーストラリアン・インスティテュート・オブ・マネージメントの 「30アンダー30」（30歳以下のすぐれたビジネスエグゼクティブのトップ30人）に選ばれたほか、ノース・クイーンズランドのもっとも影響力のあるトップ50人にもリストアップされた。

AMBER HAINES - アンバー・ヘインズ
芸術監督補佐兼リハーサルダイレクター

2006年、ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツで舞踊を専攻し学士号を取得。その優秀な成績が認められてメアリー・オルロフ最優秀ダンサー賞を受賞。これまでギャリー・ステュワート、ギデオン・オバルザネック（チャンキー・ムーブ）、ルーシー・ゲラン、ステファニー・レイク、トレイシー・ミッチェルといったオーストラリアでもっとも評価の高い振付家のもとで踊った経歴を持つ３年半の間、オーストラリアン・ダンス・シアターにフルタイムのダンサーとして在籍し、オーストラリア国内はもとより、ヨーロッパ、英国、北中南米、インド、そして日本などをツアーした。2015年、ギャリー・ステュワート振付作品『Proximity』での演技でオーストラリアン・ダンス・アワードを受賞。