曽谷朝絵 パブリックビューイング
「浮かぶ」

  • 日時 2014/8/1(金)~2014/11/3(月) 21:00 開演(18:00 開場)
  • 会場 アトリウム

2013年に横浜、神奈川の文化振興に尽力した個人・団体に贈呈する『第62回横浜文化賞』文化・芸術奨励賞および『第62回神奈川文化賞』未来賞を受賞した曽谷朝絵の作品を芸術劇場のアトリウムで展示します。

曽谷は、透明感と色彩溢れる絵画やインスタレーション作品で知られ、視覚だけでなく身体感覚を呼び起こす気鋭の現代美術作家です。昨年行われた水戸芸術館での個展を始め、数々の受賞歴や公共空間での展示経験を持ち、近年は特に著しい活躍を見せています。

本展では、ガラスの壁面と吹き抜けが特徴的な劇場のエントランス機能を併せ持つアトリウムを利用し、光の差し込む開放的な空間で新作を発表します。約20mに渡る外壁ガラス面には光の水しぶき≪Splash≫が出現し、日暮れとともに、アトリウム正面の壁には色彩の森をイメージしたアニメーションを投影し、劇場全体を≪宙≫に浮かぶ光の船のように感じさせます。劇場利用者だけでなく誰でも気軽に見ることが出来る公共の場を曽谷の作品が包み込みことで、来場者が日常の中で芸術と触れ合い、体感することの出来るインスタレーションを作り出します。


【出品作家】
曽谷朝絵/SOYA Asae

【作家略歴】
絵画やインスタレーション、映像とジャンルに捉われず活躍するアーティスト。2006年東京藝術大学大学院博士後期課程美術研究科にて博士号取得。『第6回昭和シェル石油現代美術賞展』グランプリ(2001)、『VOCA展2002』VOCA賞(グランプリ)をはじめ、『横浜文化賞文化・芸術奨励賞』、『神奈川文化賞・未来賞』(2013)など多数受賞。2013年には、大規模な個展『宙色(そらいろ)』を水戸芸術館にて開催し、大好評を博す。ほか、全国の美術館やギャラリーで展覧会を開催。現在、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてNYにて制作活動を行っている。
 


《宙(そら)》2013 、アニメーション・球体、水戸芸術館
撮影 : Nacása & Partners Inc.



《Splash》2013、 窓ガラスにフィルム、SHIBAURA HOUSE
 撮影:CPUE
 

【主催】
KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団 )

【協賛】
株式会社カネカ

【機材協力】
パナソニック株式会社  エコソリューションズ社

【協力】
I.TOON Ltd・株式会社アダチ・株式会社ホースケアプロダクツ
東京芸術大学大学院映像研究科アニメーション専攻伊藤有壱研究室
中嶋午郎・萩原克奈美・前田賢一・山岡信貴
 

スケジュール

《Splash 》常時展示
《宙(そら)》展示時間/18:00-21:00
※場合によっては変更あり。

チケット

チケット料金
入場無料