錦秋特別公演 芯 2011

  • 日時 2011/10/12(水)
  • 会場 ホール
  • 一般発売 2011/6/26(日)

一、 太鼓『山幸』『海幸』

組曲「澪の蓮(みおのはす)」(作曲・振付・構成:林  英哲/2001年作品)の中で演奏した曲目を再構成したもの。各々独立した曲だが、全体を一曲構成の舞台作品として上演する。大きなテーマになっているのは、宇宙、自然と共振する人間の姿で、大太鼓の独奏による序奏から始まり、田楽太鼓(でんがくたいこ)の打法を新たな振付にした群像「山幸」、宇宙、自然に呼びかけ祈る大太鼓独奏に続き、海流の激しい流れと人々の営みが交差する「海幸」でクライマックスを迎える。


二、 津軽三味線

『津軽じょんから節二重奏』 津軽三味線:高橋竹童、鈴木健太
時代経過により、「旧節」「中節」「新節」と変容を遂げて来た曲です。この公演では、「新節」を元に簡単な約束事のみの即興二重奏でお楽しみ頂きます。

『津軽あいや節』津軽三味線:高橋竹童、鈴木健太

哀愁を帯びた旋律で知られる、津軽五代民謡の一曲です。初代高橋竹山は、早くから「半音」を取り入れた「あいや節」を演奏してきました。そのスタイルを、二重奏でお楽しみ頂きます。

『さんさ時雨~外山節』三味線:高橋竹童/尺八・横笛:佃康史
先の震災で、特に被害の大きかった宮城県と岩手県の民謡です。
素朴ながらも素敵な旋律のこの二曲を、三味線と尺八のみの演奏でご堪能下さい。

『津軽三味線即興曲』津軽三味線:高橋竹童
津軽三味線の魅力の一つに、即興演奏が御座います。
竹童が今この時、成せる技の全てを駆使し演奏致します。

三、歌舞伎舞踊『正札附根元草摺』 長唄囃子連中
曽我五郎時致:中村勘太郎、小林妹 舞鶴:中村七之助
曽我五郎時致(ときむね)(勘太郎)が父の敵である工藤左衛門祐経を討つべく、鎧を手に工藤の館に駆け付けようとすると、小林朝比奈妹・舞鶴(七之助)は、まだ仇討ちの時期では無いと、はやる五郎の鎧の草摺をとらえて行く手を阻み、引き合いとなります。古くから語り継がれている曽我兄弟の仇討ちを題材とした「曽我もの」の一つ。勇壮な荒事の舞台をお楽しみ下さい。


四、 コラボレーション『芯』

私たち日本人ならではの心、揺るぎない心、芯の通った心。今、この現代(じだい)だからこそ必要とされる大切な心。それは、一人一人が持つ力が重なり合った時に、初めて生まれるものでもあります。舞踊・太鼓・三味線、それぞれの力が調和し融合した時、そこには更なる大きな力が生まれ、私たちに大きな希望と勇気を与えてくれることでしょう。一昨年大好評を得た、日本を代表する伝統芸能の饗宴が今ここに再び蘇ります。

 製作:松竹
 チラシのダウンロードはこちら!→チラシ.pdf

出演/中村勘太郎、中村七之介、高橋竹童、英哲風雲の会
製作:松竹 

スケジュール

10.12(水)14:00/18:30
※開場は開演の30分前

チケット

チケット発売日 かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2011/6/26(日)

チケット料金
(全席指定) S席 7,500円 A席 6,000円 B席立見 5,500円 C席立見 4,000円