「視覚言語がつくる演劇のことば」新作短編作品『夢の男』上演&トーク

  • 日時 2021/3/21(日)
  • 会場 KAAT youtubeチャンネルにて配信(https://youtu.be/6lqm8OLQA9w) *開始時間より上記のyoutubeリンクより視聴いただけます。

<短編作品『夢の男』の映像をアップしました> ※3/22追記
今回の「上演&トーク」で発表しました新作短編作品『夢の男』の映像を公開いたしました。
https://www.youtube.com/watch?v=lFcPKp45oxE

 

<アンケートご協力のお願い>※3/21追記

たくさんのご観劇、ありがとうございました。
ぜひアンケートにご協力ください。

https://business.form-mailer.jp/fms/f1d5216e140156

視覚に障害のある方とダンスの見方を探る「音で観るダンスのワークインプログレス」に続き、視覚言語にフォーカスした演劇体験をろう者と聴者がつくる新たなプロジェクト「視覚言語がつくる演劇のことば」。
プロジェクトに向けて創作される新作短編作品『夢の男』の上演とアフタートークを2021年3月21日(日)にオンラインにて開催いたします。

「視覚言語がつくる演劇のことば」は、演劇に手話や字幕などのアクセシビリティを後からつけるのではなく、あらかじめクリエイティブな要素の一部として組み込みながら、実験的で質の高い演劇をつくることを目指しています。2020年8月から「ラボ」という名称で連続レクチャーを行い、言語としての手話やろう文化、グラフィックレコーディング、海外の事例などを取り上げ、視覚言語を通して聴者とろう者の世界をどのようにつなぐことができるのかを模索してきました。

短編作品『夢の男』では、昨今の社会情勢を踏まえたオンラインでの演劇鑑賞のあり方を試行錯誤しながら、ろう者の俳優と聴者の俳優が、視覚を通したコミュニケーションや身体性の表現を探っていきます。上演後には、制作の過程での発見や気づきを共有するトークを行います。

日時:2021年3月21日(日)14:00-16:00  
   作品上演 36分+アフタートーク 

参加方法:KAAT youtubeチャンネルにて配信(https://youtu.be/6lqm8OLQA9w)    
*開始時間より上記のyoutubeリンクより視聴いただけます。

参加費:無料

・途中からご視聴の場合は、その時点からのライブ配信となり、巻き戻して視聴することはできません。
・本作の録音・録画は固くお断りします。

 

テキスト・演出:藤原佳奈
出演:江副悟史 大石将弘
撮影・編集:渡辺俊介
手話通訳:小松智美
グラフィックデザイン:畑ユリエ

企画:田中みゆき

トーク出演:藤原佳奈 江副悟史 大石将弘 渡辺俊介 田中みゆき
モデレーター:大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室)

【『夢の男』あらすじ】
夢の中で会った、自分と顔が似た男。「身体をなくした」というその男に身体を探すことを頼まれた私は、ビルの屋上に辿り着く。指をさした先に目撃した気配の塊は、やがて私の身体を飲み込んでいくー

 

[テキスト・演出 藤原佳奈 コメント
液晶画面に映るあらゆる視覚情報を摂取し、私達は毎日のように無意識に何かを学習していたり、あるいはハックされていたり、気づかないうちに得て(しまって)いる認識や想像力がある気がします。今回、1つの短い「夢の話」を何種類かの視覚言語のパターンを用いて語ってみることにしました。そもそも私たちは「視覚言語」をどう認識し、どんな想像を(勝手に)広げているのか。「言語」の違いは何をもたらし、「視覚」とどう付き合っているのか。ろう者と、聴者で、それはどう違うのか。そのあたりの、簡単には解明するのが難しそうな沼のような場所を、今回のメンバーと一緒に創ることで、手探りしたいと思っています。

 

【プロフィール】

藤原佳奈(ふじわら かな)
演劇家。東京と長野の二拠点で、演劇を通した時間/空間の在り方を考えている。近年の作品は、全日程字幕ガイドをつけた演劇『溶けない世界と』(2018)、取り壊し直前のアパートを一棟借りて開催した『裏参道フェス』(2019)、能楽堂で上演した現代演劇『小町花伝』(2019)。民話をリサーチして高校生と創作した『Yに浮かぶ』(2020)。leap2liveプロジェクトにも参加し、オンラインのための演劇作品も創作。現在、モバイルシアターを製作中。
 

江副悟史(えぞえ さとし)
東京都出身。日本ろう者劇団に入団後、手話狂言や自主公演などに出演。2010年3月までNHK「こども手話ウイークリー」のキャスターを務める。映画『獄に咲く花』で杉敏三郎役を演じる。3.11震災後にネット手話ニュース「DNN」を立ち上げる。(現在休止中)2017年より日本ろう者劇団の劇団代表を務める傍ら俳優、講演、ろう通訳(国際手話など)、手話弁士、キャスターなど幅広く活動中。
 

大石将弘(おおいし まさひろ)
俳優。1982年奈良県生まれ。劇団ままごと、ナイロン100℃に所属。ロロ、木ノ下歌舞伎、KUNIOなど様々なカンパニーの作品に出演。また、劇場外での演劇創作のプロジェクトにも多数参加。2015年、スイッチ総研を設立。日本各地の商店街や広場など主に劇場外にて作品を創作・上演。また、「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」メンバーと共に立ち上げた「きくたびプロジェクト」では、美術作品や空間との新しい出会い方を提案する音声作品を発表している。
 

田中みゆき(たなか みゆき)
キュレーター/プロデューサー/東京都渋谷公園通りギャラリー学芸員/東京工業大学リベラルアーツ研究教育院非常勤講師。価値が定まる前の表現を通して、表現の見方や捉え方を障害当事者や鑑賞者とともに再考する。近年の企画に、『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場、2017〜2019)、映画『ナイトクルージング』(2019)、『オーディオゲームセンター』(2017〜)など。http://miyukitanaka.com/
 

 

問い合わせ先:KAAT 神奈川芸術劇場
〒231-0023 神奈川県横浜市中区⼭下町 281
TEL. 045-633-6500(代表)FAX.045-681-1691

企画製作・主催:KAAT神奈川芸術劇場
助成:一般財団法人地域創造
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

 

スケジュール

3月21日(日)14:00-16:00 
作品上演 36分+アフタートーク
※トーク部分、手話通訳・文字支援あり

チケット

チケット料金
参加費:無料

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