地点 Kappa/或小説

  • 日時 2011/3/11(金)~2011/3/21(月)
  • 会場 大スタジオ
  • KAme
    先行
    2010/11/13(土)
  • 一般発売 2010/11/20(土)

*地震の影響により3月13日1公演のみ実施

独特の発話スタイルと、強烈な印象を残す空間構成を特徴とし、近年、生き生きとした劇的言語を生み出す可能性が注目されている地点による新作公演。

神奈川芸術劇場のオープニングラインナップ企画として、作家・芥川龍之介の小説をコラージュした新作上演を行います。

芥川龍之介は大正期を生き、すぐれた短編小説を数多く残しながら35歳で自殺した、日本を代表する小説家のひとりです。その功績が広く認められる一方、芸術至上主義者、美文家、ディレッタントと、手厳しい批判に晒されてきた稀有な作家と言えるでしょう。芥川龍之介の言葉を介し、「芥川龍之介」という小説家そのものをモチーフとして、近代と現代の狭間で生きる日本人を描きます。〈声〉の実験を重ねてきた地点により、芥川の硬質な言葉が小説とはまた違った色合いを帯びて舞台に立ち上がります。

これまでもコラージュの手法により多くの作品を生み出してきた地点が、その集大成となる作品づくりを目指します。

構成は、芥川の後期作品より、河童の国の描写から人間社会を批判した『河童』、神経の病を描いた『歯車』、芥川の自伝的作品『或阿呆の一生』などを中心に、芥川の残した小説・手紙を再構成します。また、小説を戯曲化するにあたっては、劇作家・永山智行との共同作業という新しい試みへも挑戦します。

スタッフ・キャスト
原作/芥川龍之介 戯曲/永山智行 演出/三浦基
出演/安部聡子、石田大、大庭裕介、窪田史恵、河野早紀、小林洋平、谷弘恵

★3月13日(日)15:00の回終演後、三浦基アフタートークをおこないます。
作品について、地点について、三浦基について、批評家・佐々木敦氏が舌鋒鋭く切り込みます。社交辞令なし、待ったなしの真剣トーク!

★地点「Kappa/或小説」3月13日(日)15:00終演後のアフタートークに登場予定でした批評家・佐々木敦氏ですが、都合により欠席となりましたため、三浦基のみで行います。

★なお、批評家・佐々木敦氏×三浦基のトークは、20日(日)15:00の回終演後に実施いたします。

★開演前に、作品の魅力を語るプレトークを新たに設けました!演出家・三浦基がゲストを迎え、見どころをちょっとだけ教えてくれます。ぜひご参加ください!
1、3月14日(月) 19:00より ゲスト:永山智行(「Kappa/或小説」戯曲)
*3月14日(月)19:30開演の回のチケットをお持ちの方対象
2、3月17日(木)19:00より ゲスト:宮本亜門(KAAT芸術監督)
*3月17日(木)19:30開演の回のチケットをお持ちの方対象

 

主催/神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)平成22年度文化庁芸術拠点形成事業

上演時間:約2時間(休憩1回含む)

Kappa/或小説特設ブログはこちら http://kappa.chiten.org/

地点公式サイトはこちら http://www.chiten.org/

原作/芥川龍之介 戯曲/永山智行 演出/三浦基
出演/安部聡子、石田大、大庭裕介、窪田史恵、河野早紀、小林洋平、谷弘恵

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2010/11/13(土) ~

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2010/11/20(土)

チケット料金
全席指定3,500円