KAATフレンドシッププログラム

「現代サーカスが地域で文化を生み育てる～トーク＆パフォーマンス」

現代サーカスのアーティストによるトークとミニ・パフォーマンス。
【登壇・実演】　
　ジャン＝バティスト・アンドレ Jean-Baptiste André
【登壇】
　田中未知子　（一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー代表理事）ほか

日時 2023/10/29(日)14:30 開演
会場アトリウム
料金入場料無料・事前予約不要【定員50名】

公演情報
登壇者
スケジュール
チケット

公演情報

現代サーカスのアーティストによるトークとミニ・パフォーマンス。
2011年の日本の震災に受けた衝撃と、温暖化を含む、地球規模で激変する環境への視点をテーマとしたジャン＝バティスト・アンドレの作品「ＦＬＯＥ（フロエ）」。舞台は、崩れて流れついた氷山の一角を模しており、氷山にしがみついたひとりの人間とともに、各地に現れ、消えていく。その作品を基点にし、サーカス創作そのものを地方社会とともに行う実験的活動を13年にわたり続けている「瀬戸内サーカスファクトリー」と彼の母国フランス国家が進めた“文化の脱中央集権”政策の浸透した事例も交えながら、アートがいかに社会と連携していく意味を、皆さんと考えていく。

「KAATフレンドシッププログラム」は、街の一部である劇場、街に飛び出す劇場、またあらゆる人々に「ひらかれた」劇場を目指し、外を歩く人々からも中を見渡せるKAATのアトリウムを会場として、演劇・音楽・ダンス・現代美術・トークイベントなど、様々な企画を開催していきます。より多くの皆さまに劇場に親しんでいただくこと、劇場を開かれた場にしていくことを目指したプロジェクトです。

登壇者

【登壇・実演】ジャン＝バティスト・アンドレ Jean-Baptiste André
【登壇】田中未知子（一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー代表理事）、クリストフ・ピエデリエール　Christophe Piederrière　（Association W代表）

プロフィール

ジャン＝バティスト・アンドレ

器械体操競技に何年間か取り組んだ後、ジャン＝バティスト・アンドレはサーカスアートに出会い、そこから演劇とダンスにも目覚める。2002年にフランス国立サーカス学校CNAC卒業後、ハンドバランスとクラウンで専門性を高めていく。同年、AssociationWを立ち上げ、現代サーカスにフォーカスしていく。2004年、彼の代表作「夜、内部。- Interieur nuit」を創作、その後も「真昼のように」 (2006)、「そこから戻って初めて」(2010)の3作などでフランスや外国を数多くツアーする。2005 年、彼はVilla Medicis Hors Les Mursプログラムでサーカスアーティストとして初めて選抜され、日本に渡航、「隠された面”Hidden Face/ Faces Cachées」という作品を日本人アーティストと共同製作する。Julia Christとの«Pleurage et scintillement»、Eddy Pallaroとの«Millefeuille»などの創作を重ね、2016年に、造形作家のVincent Lamourouxと、作品«Floe»という、さまざまな景観や文脈の中で演じられる作品を生み出した。演者としては、これまでフィリップ・ドゥクフレ、クリスチャン・リゾ、ラシッド・ウランダン、ヨアンヌ・ブルジョワなど数多くの著名なアートディレクター、振付家の作品に出演してきた。
ジャン＝バティスト・アンドレはオニキス劇場Théâtre ONYX / Saint-Herblain, Scène conventionnèe de Saint-Herblainに4年に渡り支援を受ける。AssociationWはレンヌ市ブリタニに拠点を置き、ブリタニのDRAC（文化省地方文化局）の助成を受ける。