PROJECT IX
PLEIADES(プレイアデス)

  • 日時 2014/4/19(土)~2014/4/20(日)
  • 会場 大スタジオ
  • KAme
    先行
    2014/1/25(土)
  • 一般発売 2014/2/1(土)

クセナキス伝説の傑作「プレイアデス」を劇場版へ再構築した世紀のプロジェクト!

演出/ルカ・ベゲッティ
音楽/加藤訓子(パーカッション)
ダンス/中村恩恵

打楽器六重奏のためにヤニス· クセナキスが書いた室内楽の大曲は、もともとダンスパフォーマンスとして委嘱されたのですが、今まで主に音楽作品として上演されてきており、室内楽として広く知られています。
しかし、劇場版(ステージバージョン)の上演は殆どと言っていいほど記録がありません。今回のプロジェクトでは、音楽+コリオグラフィーの劇場完全版を日本で創作し、世界へ向けて発信していきます。本来は6名の打楽器奏者のために作曲された傑作を、加藤訓子の新たにハイレゾ録音した音源で独立した6パートとしてクセナキスが意図したオリジナルの音場を再現。ダンスは、中村恩恵が事前収録した映像をステージ上スクリーンへ投影し、同時にソロを踊る。このステージとコリオグラフィーを鬼才ルカ・ベゲェッティが演出。世界的に活躍し、高い評価を受ける国際的なトップアーティスト達がコラボレートする「メイドインジャパン」の意欲作を是非ご覧下さい。

主催/kuniko kato arts project  info@kuniko-kato.net

助成/公益財団法人 花王芸術・科学財団

提携/KAAT神奈川芸術劇場


【プロフィール】

ヤニス・クセナキス(1922 ー2001)
ルーマニア生まれのギリシャ系フランス人の現代音楽作曲家・建築家。1948 年より建築家ル・コルビュジエの弟子として学び、ブリュッセル万国博覧会(1958 年)でフィリップス館の建設に携わる。コルビュジェの弟子として働く傍ら、パリ音楽院にて作曲方法を学び、作曲に数学の理論を応用した方法を発案して行く。1984 年にはパリ・ラ・ヴィレット公園に建設予定のシテ・ド・ラ・ミュジークの建築設計競技に同門のジャン=ルイ・ヴェレと参加している。晩年は京都賞を得て来日。後年、アルツハイマー型認知症に冒され作曲が困難となり、1997 年に書いた作品に「オメガ」(ギリシャ語の最後の文字)と題名をつけ作曲行為に自ら終止符を打ち、2001 年にその生涯を終えた。

ルカ・べゲッティ(イタリア出身、ダンサー、コリオグラファー)
イタリアのボローニャで生まれ。I. Glowacka とG. Popescu 師事のもとミラノ・スカラ座で経験を積む。ロンドン・フェスティバル・バレエ、ペンシルベニア・バレエ、バレエ・シカゴのダンサーとしてのキャリア後、コリオグラファーとしてピエル・ルイジ・ピーチとのコラボレーションを開始。 1999 年サンクトペテルブルクのマリンスキー· バレエへ招聘された20 世紀最初のイタリア人コリオグラファーとして知られる。その他の特筆すべき活動にシダー・レイク現代バレエ団、ローマオペラやニューヨークでのヤニス・クセナキスのオレステイア完全版や東京のサントリーホールで初演された細川俊夫のオペラ「班女」の新たなステージデザインが高く評価される。

加藤訓子( パーカッショニスト)
桐朋学園大学研究科終了とともに渡欧。ロッテルダム音楽院を首席で卒業。日本を代表するパーカッショニストとして内外で活躍。ソロ以外でもアンサンブル・ノマド、サイトウキネンオーケストラ、アンサンブル・イクトゥス(ベルギー)など国内外のグループへ参加。ダルムシュタッド国際現代音楽際クラニヒシュタイン賞等、受賞歴多数。2011 年5 月ソロアルバム「kuniko plays reich」を英リンレコードより世界同時発売。同年のベストアルバムに選出される。ローザス、加藤みやこ、中村恩恵、岩淵多喜子、伊藤キム等のダンス作品で音楽監督やコラボレーションを行う。2012 年トヨタコリオグラフィーアワードのゲスト審査員を務める。第12 回(2012 年度)佐治敬三賞受賞。 パール楽器・アダムス社(蘭)インターナショナルアーティスト。 米国在住。 www.kuniko-kato.net

中村恩恵(舞踊家・振付家)
第17 回ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞を受賞後、フランス・ユースバレエ、アヴィニオンオペラ座、モンテカルロバレエ団を経て、1991~99 年J・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し活躍。退団後はオランダを拠点に活動し、2000 年自身振付ソロ作品「Dream Window」でGolden Theater Prize を受賞。2001年彩の国さいたま芸術劇場にて、キリアン振付フルイブニングソロ「ブラックバード」上演、ニムラ舞踊賞受賞。’05 年「A play of a play」発表、ソロ作品「One6」をオランダにて上演。2007 年に日本へ活動の拠点を移す。ダンサーと振付家の活動を両立し、Noism07「Waltz」(舞踊批評家協会新人賞受賞)、K バレエカンパニー「New pieces」にて「黒い花」を発表する等、多くの作品 を創作。また「The Well-Tempered」「 時の庭」「Shakespeare THE SONNETS」等、首藤康之との創作活動も積極的に行っている。2011 年に第61 回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2013 年に横浜文化賞を受賞。

スケジュール

4.19(土)19:00
4.20(日)14:00
※開場は開演の30分前

チケット

当日券
各日開演の1時間前より5階大スタジオ受付にて販売
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2014/1/25(土) ~2014/1/31(金)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2014/2/1(土)

チケット料金
(全席自由) 一般 6,000円 学生以下 3,000円