チェルフィッチュ新作『地面と床』
公開リハーサル

  • 日時 2013/4/21(日)
  • 会場 大スタジオ

チェルフィッチュ新作
『地面と床』公開リハーサル

チェルフィッチュはただいま、『地面と床』というタイトルの新作の、リハーサルにいそしんでます。音楽を大きく用いた新しい演劇をつくることに挑戦中であります。
この作品は来る五月下旬、ブリュッセル(ベルギー)にて開催されるフェスティバルで、世界初演されます。KAATでの上演ももちろん予定されていますが、時期はまだ先です。秋に数カ所をめぐるツアーをしてからの、横浜公演は12月となります。


この『地面と床』のリハーサル会場として、わたしたちは四月初頭からKAATの大スタジオを使用します。あれだけの施設をもつ劇場を、新作の準備のために一定期間使わせてもらえるのは、とてもめぐまれたことです。 今作に限らず、チェルフィッチュは新作をつくる際はつねに、それまでの自分たちがしてこなかったことをやろう、と心がけてきました。けれども、新しい境地に自分たち自身を届けるには、その意欲だけでは足りなくて、それを可能にする環境がどうしても必要です。それをKAATは一昨年の開館以来、わたしたちに提供してくれています。


今回、KAATでの公演の時期が先になってしまうこともあり、ブリュッセルに出発する前に『地面と床』の途中経過をみなさまにお見せし、自分たちが今何に取り組んでいるかをお伝えする機会を設けたいと考えました。
舞台作品は上演を重ねることでしっかりとしたたくましいものになっていくものです。『地面と床』の、世に出る前の青二才の状態を見ていただいたうえで12月の本公演を見るのも、楽しいと思います。

岡田利規

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KAATでは「つくる劇場」として国内外の劇場・カンパニーと共に同時代性のある作品の創造・紹介を行っています。中でも、国内外で高く評価される演劇カンパニー・チェルフィッチュとは、オープニングシリーズ以来、共同制作を通じ演劇の新たな地平を切り開くことを目指しています。

『ゾウガメのソニックライフ』、『現在地』に続く3作目は、新作『地面と床』。
今作は実験的舞台芸術を紹介するクンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル/ベルギー)を中心に、ジュネーブやパリ、アテネなど欧州国内含め計9都市のフェスティバルや劇場との共同製作作品となります。

KAATでのクリエーション後、5月にブリュッセルでプレミアを迎え、世界ツアーをへて12月にKAATで上演を予定しています。 

KAATではその新作のリハーサルを公開。
プレミアに先駆けて「つくる現場」をオープンにすることで、劇場で舞台が創りだされていくプロセスを共に過ごす試みです。そして、観客の皆さんと共有する時間やその反応を作品へフィードバックし、上演へとつなげていきます。
また本作では、音楽とパフォーマンスの新しい関係を探るべくサンガツと実験的な試みを続けています。公開リハーサルでは特別に生演奏でその模様を公開します。 

前に歩みつづけるチェルフィッチュ。
そのクリエーションの現場に、ぜひお立会いください。

◎作・演出/岡田利規
◎出演:山縣太一、矢沢誠、佐々木幸子、安藤真理、青柳いづみ
◎美術:二村周作
◎音楽:サンガツ
◎ドラマトゥルグ:セバスチャン・ブロイ

◎参加費
/無料
◎定員/200名
◎会場/KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

【申込方法】
4/12(金)までにお名前、ご住所、電話番号、メールアドレスを記入しメールか往復ハガキでご応募ください。
メール
oubo@kanagawa-af.org(件名を「チェルフィッチュ公開リハーサル応募」)

▼往復ハガキ
〒231-0023 横浜市中区山下町281  KAAT神奈川芸術劇場
チェルフィッチュ公開リハーサル係 ※ハガキは必着となります

※応募者多数の場合は、抽選となります。
※抽選結果は応募者全員にご連絡いたします。
※1件につき、1名様までのご応募となります
※開演15分前までに受付いただきます。
※受付時間に連絡無く遅れる場合は、キャンセルとさせていただきますので予めご了承ください。

お問合せ/KAAT神奈川芸術劇場 045-633-6500 
主催/KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団) 

スケジュール

4.21(日) 14:00
※3時間程度

チケット

チケット料金
無料:要申し込み