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KAATアトリウム映像プロジェクト vol.15|飯川雄大

2020-07-14


上:《ハイライトシーン》(2015)
下:《ネクストファイヤー》(2016)

KAAT神奈川芸術劇場エントランスに広がるアトリウムに映し出される巨大映像。劇場が再開した7月14日(火)より、飯川雄大の2作品《ハイライトシーン》(2015)、《ネクストファイヤー》(2016)を交互に上映中です。

《ハイライトシーン》では、世界で最も人気を誇るスポーツであるサッカーの風景として、チームの勝利やゴールが決まった瞬間に暇を持て余している様に映るゴールキーパー達の姿、《ネクストファイヤー》では、いつ来るか分からない出番を待つ控え選手達が映し出されます。 その様子には勝利へ向かう張りつめた空気はなく、ビブスに濃色太線で記された背番号が、魂の抜け落ちた殻のように選手たちの身体から浮かび上がります。 カメラがフォーカスするのは光の当たらない選手達で、華麗なゴールシーンやエキサイティングな決定的瞬間はありません。飯川は、チームスポーツにおいて団結のために掲げられる言葉「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」へ疑問を投げかけます。


KAATアトリウム映像プロジェクト vol.15|飯川雄大
2020年7月14日(火)―11月下旬 ●会期中無休
10:00-18:00 ●夜公演がある日は終演時刻まで上映
観覧無料

※ご入館時、サーモグラフィーによる体温チェックがございます。


飯川雄大(いいかわ・たけひろ)

1981年兵庫県生まれ、同地を拠点に活動。人の認識の不確かさや、社会の中で見逃されがちな事象に注目し、鑑賞者の気づきや能動的な反応を促すような映像、写真、インスタレーションを制作。2019年「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)、「美術館の七燈」(広島市現代美術館)に出品。2020年は、ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」のほか、高松市美術館の特別企画「デコレータークラブ―知覚を拒む」(会期:7月23日-10月18日)にて新作を発表。


★飯川雄大は、現在開催中のヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」(会期:7月17日-10月11日)にも参加しています。 是非合わせてご覧ください。


飯川雄大の作品は、PLOT48会場内の無料ゾーンに展示されています。ヨコハマトリエンナーレ2020チケットは不要です。鑑賞いただく際は、公式サイトから事前にオンライン予約が必要です。