地点・三浦基と現代演劇を考えるワークショップ

  • 日時 2016/10/8(土)~2016/10/9(日) 13:00 開演(12:45 開場)
  • 会場 大スタジオ
  • 一般発売 2016/8/24(水)

【本ワークショップは、参加者については応募者多数のため募集を締め切りました。見学は可能ですのでチケットかながわで見学者用チケットをご購入ください】 
 

地点による2日間のプログラム。
近年の地点作品からあるワンシーンを取り出し、その方法がテキストの文体にどのように触発された結果生み出されたものなのか、また、俳優の意識の流れにどのように寄り添った結果なのか、分析します。地点の俳優が実際にデモンストレーションを行い、実践やディスカッションを通して、三浦基の演出手法と演劇の可能性について考えます。


講師:三浦 基
デモンストレーション:地点 

《使用テキスト》
1:イェリネク作『光のない。』
『光のない。』(2012年初演)は東日本大震災と福島の原発事故をモチーフに書かれた長大なテキスト。地点の上演では、冒頭に「わたし/あなた/わたしたち/あなたたち」のたった四語で展開されるシーンがあり、これが劇の基盤をなしています。超難解なテキストのどこに演劇の「よすが」があるのか、実際に〈わたしたちゲーム〉を体感しながら考えましょう。

2:チェーホフ作『三人姉妹』
『三人姉妹』は2003年に最初のバージョンが制作され、2015年3月に全く新しいもう一つのバージョンが完成しました。そこで採用されたのは、俳優が四つん這いになり、お互いに組んず解れつして展開するという、予想だにしないチェーホフ劇の世界でした。俳優が台詞を言うための環境づくりと、「持ち台詞」の考え方を通して、古典戯曲を上演する際の演出家の仕事について考えます。

3:ブレヒト作『ファッツァー
『ファッツァー』はブレヒトが自ら「私のファウスト」と評した未完の断章です。物語から切り離された大量の言葉を、俳優の身体と声を借りることによって、どのように演劇作品として観客に差し出すか。ヒントになるのは、音楽です。リズムについての考え方とともに、改めて、観客を前にしてしか成立し得ない演劇の、言葉に対するアプローチの在り方と、客席と言葉をつなぐ媒体である俳優について考えましょう。
 



《日程》2016年10月8日(土)・9日(日)13:00-18:00

《会場》KAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉

《対象》演出家・劇作家・俳優志望の方。 *別途見学の申込も受付ます。

《参加費》
参加者:通しのみ3,000円
見学者=各日2,000円/通し3,000円

《定員》参加者30名、見学者100名 

《お申込み》
・ワークショップ参加者(8月8日より申込受付開始)
oubo@kanagawa-af.org
メールの件名を「地点ワークショップ申込」とし、氏名・年齢・性別・演劇経験(あれば)を添えてお申込みください。
・見学者(8月24日より予約開始)
⇒ チケットかながわ Tel. 0570-015-415 http://www.kaat.jp

チケット

当日券
見学者券の当日販売あり。ワークショップ開始30分前の12:30より5F大スタジオ受付にて販売。
チケット発売日 かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2016/8/24(水)

チケット料金
▼見学者 各日2,000円/通し3,000円